検索窓
今日:58 hit、昨日:33 hit、合計:49,379 hit

17 ※閲覧注意 ページ17

·

※閲覧注意
※嘔吐表現があります


·


次の日、朝からジムに行ってランニングマシンや筋トレをした。
シャワーを浴びて着替えているとお腹がなった。時刻は13時で、昼食を食べるにはちょうどいい時間だ。


帰るついでにコンビニに寄って物色する。
ついいつもの癖でおにぎりを手に取るが、ふとカロリー表示を見て棚に戻す。
炭水化物は太るからダメ。パンも糖質だからダメ。

一通りうろうろして出した結論は、小さいサラダとスープだった。

午後は編集。夜ご飯は抜いて一日を終えた。

「やった、減ってる!」

翌日の朝、体重を測ると500g減っていた。

朝食サラダチキン、昼食サラダとスープ、夕食抜き。
空いた時間でジムに行き、筋トレやランニング。

これを1週間続けると自然とお腹が空くこともなくなって全部で3kgほど落ちた。
でも、まだまだ太っている。お腹のお肉も気になるし腕も足も太い。もっと痩せなきゃいけない。


2週間。5kg痩せたところで、メンバーから心配された。


「なぁ、A、ちゃんと飯食ってんか?」


「え?食べとるよ」


「ほんまか?なんか痩せたし、最近ぼーっとしてんで」


「そうかな?」

全然痩せてないしむしろ太ってるのに。
でも、力が入らないことが多くなった気がする。


「痩せる必要とかないからな。なんか心配だから今日飯行くで。奢ったるわ」


「…あー、ごめん、今日は外せない用事があるねん。ちゃんとご飯は食っとるから心配しんで」


外食で太るのが嫌だから断ったはずなのに、目の前にはお寿司が並べられている。


「ほら、たんと食いや」

「…」


しぶっていると、ともやんがこちらをガン見している事に気づく。
周りを見るとともやんだけでなく他のメンバーもわたしに注目していた。


あ、これ、食べないと帰してくれないやつだ…
嫌々ながらお寿司を口に運ぶ。


うまー、というとみんなは嬉しそうに自分たちも食べはじめた。相当心配してくれていたのだろう。
その気持ちは嬉しい。が、かと言って炭水化物を食べてしまったことへの罪悪感が消えるわけではない。

頼んだものをさりげなく隣のぺろ愛に回したりお味噌汁をゆっくり飲んだりしてその場を凌いだ。


帰宅後、大量の水とともに食べたものを吐き出した。




·

18→←16 ※閲覧注意



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
282人がお気に入り
設定タグ:レイクレ , LazyLieCrazy , YouTuber
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あいう - 面白いからいっぱい更新してほしい!!です (3月27日 23時) (レス) id: 9d9e909624 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高 (1月30日 11時) (レス) @page30 id: 4b027b8348 (このIDを非表示/違反報告)
- 大好きです!面白すぎました!!更新お願いします!!お願いです、!! (11月16日 23時) (レス) id: 25b83695bb (このIDを非表示/違反報告)
ほえ - 更新待ってます!頑張ってください (2021年11月19日 16時) (レス) id: c9c36d94f1 (このIDを非表示/違反報告)
鶴舞しゅん(プロフ) - 応援してます! (2021年10月25日 16時) (レス) id: 94c5de59b2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:4したか | 作成日時:2021年8月16日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。