春、到来…?? ページ7
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すると喫茶店の店員さんは、
目を丸くした後「上手な絵ですね!」と褒めてくれた。
「そういえば、ずっと考えているとおっしゃっていましたが…」
「もしかして実在する人ですか?」
「えぇ…去年の秋、出会った人で」
「少し話をしたんです。ただそれだけなんですが」
「ホォー…妬いてしまいますね。」
「貴方の様な人に思ってもらえるとは」
んん?
妬いてしまいますねって…えー!!?!
どういう事なの!?
混乱していると、
店員のお姉さんとイツキちゃんは
「えぇ!?安室さん!?」「Aちゃん春到来〜!」
なんて言っていた。
っていうか、店員の反応はいいとして
イツキちゃん、春到来って何なの…もう春来てるんだけど
(三月上旬)
「誤解ですよ!!彼はなんて言うか…」
「綺麗だから描いたっていうかっ」
「印象に残っている人だから描けたっていうか…!」
「でもまぁ、また会えたら会いたいけれどもっ」
「それを恋って言うんだよー!Aちゃーん」
「ここ、恋とは違うよ!!」
「だって胸がこう…ドキドキしなかったもん!」
そう言うと、「えっ!?ドキドキしなかったの!?」
と意外そうに言うイツキちゃん。
「…じゃあそれって何なの?」
うーん、
本当に胸の動悸が速くなることは無かったし…
ほっぺが熱くなることも無かったし…
かと言って、会いたいって思うんだけれど…
「多分…尊敬とか、憧れとかだと思う。」
「あの人、背高くて、瞳も髪の毛も綺麗だったし…」
「そっか、Aちゃんちっちゃいの気にしてるもんね」
「ちっちゃいって言うなー!」
それ結構気にしてるんだからね!?イツキちゃん!
私の身長が平均より小さい151センチなの!
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作者名:がぶぅ | 作成日時:2023年5月10日 22時