スーツデイズ[JS] (ページ6)

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SC「こいつアメリカ育ちなんだよ。」

『…え？！そうなんですか？！』

JS「高校の時にこっちに来て、大学の時にアメリカで学びたいことが出来て少し帰国してたんだ」

JH「やー。始まるんじゃない？ジェントルマンアピール笑」

JS「ん、なんのこと？^^ それよりAちゃん一人暮らしって言ってたよね？いつからしてるの？」

なんだかこの人達顔だけじゃなく中身まで異次元なんじゃ…？

そう思いつつも彼らの質問攻めに答えていく

『大学入学と同時に始めました』

SC「えらっ！」

JH「やーほんと偉いよ。親のスネかじりしてる人とは大違いだね〜」

SC「うるせぇ！俺だって一人暮らし始めただろ！」

JS「いや最近…笑」

『ふふっ…あっ、すみません』

自然とこの3人の話に笑いが込み上げてきてしまう自分がいてビックリした。

JH「Aちゃんは？大学いってたんだよね？25歳ってことはなに？浪人した？留年？」

うん、この人こんな綺麗な顔してなかなかに毒づいてくるじゃないか。

『いえ、大学卒業してからは親の仕事を手伝ってたんです』

SC「なんの仕事？」

『あ、えーっとですね…ちょっとした会社経営的な…』

JH「おっと？ここにも金持ち現れた？」

こういう反応になってしまうのがわかっていたからあんまり詳しくは言いたくないんだけど…かえって興味を持たせてしまったかもしれない。

思い切り嘘をつくべきだったかな…。

ん、ここにも？って？

JH「ねー。スネかじりー？」

SC「うるせぇぞ！」

あれ…？チェ・スンチョル先輩ってがちなお金持ちの家なのかな…？笑

喋っているとあっという間に昼休みが終わりを迎え、また仕事モードに入ったユン・ジョンハン先輩は話しかけにくいオーラを出してパソコンと伝票とにらめっこしている。

チェ・スンチョル先輩は総務課の打ち合わせがあると言って出ていった。

一方、隣のホン・ジス先輩はというと…

JS「ん？どしたの？」

『いえ！なんでもないです！』

私が先輩を見ていたのに気づいてすぐにニコッとしながら優しく声をかけてきた。

仕事しててもこんなに周りのことが見えてて気を使えるんだからすごいよなぁ。

JS「ねぇ、Aちゃん紅茶飲める？」

『飲めますけど…』

JS「あ、ほんと？ちょっとまってて〜」

そう言って先輩は席を立ってどこかへ行ってしまった。

ん？待ってもしかして、紅茶入れてくれるってこと？