スーツデイズ[JS] (ページ2)

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「はじめまして。ホン・ジスです。みんなからはジス〜、ジョシュア〜、シュアとかって呼ばれてるよ^^好きに呼んでね〜」

…自分の目を疑った。

ユン・ジョンハンさんですらとんでもない美形だと思ってビビっていたのに。

同じくらいの美形がきたもので。

しかも若干この2人…雰囲気似てる？え？待ってよ？

ジョシュアって名前はどこからきた？いやでもホン・ジス…あれ？韓国人でいいんだよね？

あれ……？

「おーい？大丈夫？」

『……あっ！！！すみません。キム・Aです。ご指導のほどよろしくお願いします。』

いけない。びっくりしすぎて完全に意識が別の方向に行っていた。

「Aちゃんね〜。おっけー。これから一緒に頑張ろうね〜！」

あ、なんとなく察してたけどこういう感じ？

イケメンすぎて構えちゃってたけど…

すごい…ラフというか…むしろ陽キャムーブがすごくてこれはこれで苦手かもしれない…

「とりあえず挨拶しに回ろっか！」

その一言で同じフロアの他の課の人に挨拶することになった。

人が多いし違うフロアの人達は関わりある人だけ紹介出来ればいいや〜と言われて、後々挨拶することになった。

一通り回って、経理課は壁側の席にまとまっているんだけど、私の背中側に総務課のデスクが固まってある。

そしてなんと。ここにもびっくりするほどの美形が。

「チェ・スンチョルです。よろしくね〜」

はぁ…一体ここのフロアなんなの？

私の真後ろに座っているから全然気づいてなかったけどチェ・スンチョルさんもすごく顔が整っていて、ホン・ジス先輩くらい明るい笑顔で挨拶をしてくれた。

こんな顔も整ってて愛想いいんだからさぞモテるんだろうなぁ。

「さぁ！それでは本格的にお仕事開始しようか〜」

そのホン・ジス先輩の一言により、挨拶周りは一旦終了し、席に着いた。

ホン・ジス先輩は私の左隣の席。

先輩はデスクの下に入れていたデスクワゴンを私と先輩の間に引き出した。

「とりあえず、今日使っていく資料、まずここに置くね。ゆっくり説明するから安心して。ちょっと待っててね。」

そうニッコリ笑ったのも束の間、先輩は席を立ち、どこから運んできたのか大量の書類が出てきた。

引くほど、大量だった。

「あ、びっくりしちゃったよね。ごめんごめん。全部1人でやらせるわけじゃないから」

固まっていた私を見た先輩は急にフォローをし始めた。