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「失礼するぞ」

扉を開けると、看護人が患者の口に新聞を詰めていた。


「な、なんだ貴様!?」

まるで侵入者を見たように反応する男。

「聞いてないのか...マヌケめ...」



心底呆れた。
どうなっているんだこの病院は。

靴を鳴らしながら"ベッドに横たわる"彼に近づく。


「やあ、自分はA。精神科医さ」

「せ、精神科医!?」



看護人がそう騒ぎ立てる。

何もそう珍しい事じゃ無いだろうに、

「ああ、私には私の仕事がある。だから君も君の仕事をしてくれ」


彼の口から新聞を取り、そのままドアに向かった。

「それと、看護の仕事をするならな。もう少し患者に敬意を払え、いいな?」



−−−−−−−−−−−−−


「やればできるじゃあないか」


看護人を煽り立てるように言うと、看護人は怒りの顔を浮かべた。
がなにか言って来ることは無かった。


ベッドに横たわる彼に近ずき、椅子に座る。

「なんなんだあんた...」
「なあに、普通のカウンセラーさ。」




微妙な顔をされたがまあいい。





「じゃあカウンセリングを始めよう」


診療録(カルテ)がまた1枚増えていく。


☆☆☆


結構経つな、あの時から。



普通なら自分は、あの時助けない。


助ける意味が無いからだ。

いつもなら、そのままカウンセリングを始める。


だというのに、私はあの時助けた。

それが気がかりでしょうがない。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

10/2
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ありがとうございます!!

これからテストなので更新遅れるかもですが、
よろしくお願いしますm(_ _)m

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名無しの絵チャ民 - すみませんミスです!最後の男の人は誰なんでしょうね…… (1月9日 17時) (レス) id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの絵チャ民 - えー、 (1月9日 17時) (レス) @page5 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
ペトリ皿(プロフ) - ぽかりさん» ありがとうございます!!再浮上したので、どうかこれからもよろしくお願いします! (12月23日 23時) (レス) @page5 id: cbc38767b3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽかり - 合宿頑張ってください!更新楽しみにしてます! (8月30日 16時) (レス) @page5 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペトリ皿 | 作成日時:2022年10月2日 1時

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