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Aside
彼の温もりを逃さないように手を握り続ける
場「………A、さんのこと大好きだったぜ…」
『それは…ずるいなぁ』
何とか笑おうとした口角が下がってしまう
その顔を隠すように握っていた手に体を丸める
これ以上かっこ悪いの見せられない…
場「……千冬ぅ」
千「ハイ」
場「また、3人で…ペヤング食いてぇな」
千「……買ってきますよ」
顔が見えなくても千冬君が噛み締めているのが分かってしまう
場「半分コ…な？」
千「……」ﾌﾞﾌｯ
場「ありがとな、千冬…」ﾆｯ
それ以上彼の声が聞こえることはなくて
握り返してくれていた手も冷たくなった
まだ、居なくならないで
やだよ
どうしても信じれなくて熱が逃げないように
強く
強く握り締める
千「……嘘だ…場地さぁぁぁぁあん！！！！」
目の前で千冬君の悲痛な叫び声が響く
まだ顔をあげられなくて
さっきまで命の灯火があったはずの体に顔を沈める
ゴッ
その場に似つかわしくない音が鳴る
マ「殺す……殺す！！！！」
1発。2発。3発と確実に重い拳を一虎くんに振るう
まだ震える手を離し、マイキー君の方へ駆け出して抱きつく
『マイキー君止まって。』
それ以上、一虎くんを殴って欲しくない
マ「どけろ…邪魔すんじゃねぇ」
『退けない！！！』
絶対に殴らせないと抱きついていると脇腹に重い1発が入る
『ｶﾞｯｯ！』
女の力では止めることが出来なくて吹っ飛んでしまう
『う”ううぅっ』
再度、動きを止めるために抱きつく
マ「離せっ！！」
『マイキー！！！』
マ「うるさい！！！」
『止まれっつってんだ！！万次郎！！！』
マ「！！！」
再び振り下ろされそうな拳が止まった
掴んでいた腕を離して、彼の顔をこちらに向ける
マ「っ、！？」ｺﾞｯ
私は頭を、勢いよく振って頭突きをかました
よく効いたのか、マイキー君はふらつく
『けーすけはこんなこと望んじゃいない！！』
『けーすけがなんの為に自決したんだと思ってる！？』
『万次郎と一虎君がっ……東卍のみんなが大好きだから！！！！……一虎君にこれ以上罪を重ねない為に！！！あんたに、一虎君を、許して欲しかったから！！！！』
『なんでっ、そんなこともわかんないの！！！！？』
マ「……」
『……創設した時、どんな理想を描いたのよ…すごい、自慢げに話してくれたじゃない…』
マ「…」
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キノコ(プロフ) - あまねさん» あまねさんコメントありがとうございます！夢主にはもっと頑張っってもらうつもりです！！ (2021年8月19日 10時) (
レス) id: 14e75b024d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 頑張れ夢主！負けるな(私の)メンタル！←(訳:一気読みするの、全然苦しくなかった) (2021年8月19日 5時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キノコ | 作成日時：2021年8月5日 16時
