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Aside
もしこれでけーすけが死んだら＿＿＿＿
『一虎くんを…殺さなきゃ……』
千「えっ」
タケ「えっ！？」
知らず知らずのうちに出た声は2人に聞かれてしまった
『あ、いや、なんでもないよ！！それよりも2人共に携帯持ってる！？』
千「…いや、特服なんで、置いてきました」
タケ「俺もっす…」
『くそっ…運ぶしかないか…』
ワァァァァァ
「逃げろ！！！！」
「殺されるぞ！！」
3人で運べるか…と考えていると下から叫び声が聞こえる
どうやら、芭流覇羅の親玉をマイキー君が潰したようだった
一刻も早く運ばなければならないはずなのに、どうしてもマイキー君の方に目が惹かれる
ァあ、そっか…
私、サイテーだ
一「終わらせようぜマイキー……テメェが死ぬか、俺が死ぬかだ」
ﾄﾞｶﾞｯ
彼が放ったパンチで一虎君は尻もちを着く
マ「大事なモン壊すしか能がねぇなら、俺がここで…壊してやる」
続いてでる蹴りに一虎君は仰向けになった
ここからは遠くて彼の顔は見れない
けれど、いつもみたいにぱぁーっと呑気な顔ではないことくらい分かる
私よりも真一郎君と長くいて、
私よりもけーすけと長くいたマイキー君
ごめん…私止められない…
止める理由がない………
私ももう一虎君の事許せないから
マイキー君が人殺しになってしまうことへの恐ろしさと、止めることが出来ない自分の無力さに涙がこぼれる
その時、握っていた手が動く
『けー、スケ…？』ｽﾞﾋﾞｯ
さっきまで倒れていた体をムクリと起こす
場「マイキー」
千「場地…さん…」
『うごいちゃ、だめ…っ』
涙でいっぱいの視界でけーすけを引っ張る
下で一虎君のことを殴る彼には聞こえていない
場「マイキイィ！！」ｹﾞﾎｯ
彼の耳に声が届いて手が止まる
場「俺の為に…怒ってくれて…ありがとな」
タケ「場地君っ！！？」
千「動いちゃダメだ！場地さん！」
『けぇすけぇ…ダメだよ…』
必死に彼の服を掴んで引き止める
場「Aさん…心配、かけて悪ぃな…ありがとな…」
その言葉に手が緩む
そもそも手に力が入らない…
ただ私はヨロヨロと歩くけーすけの背中を見ることしか出来なかった
けーすけの歩いた道にはボタボタと血が垂れる
場「オレは、死なねーよ」
場「こんな傷じゃぁ俺は死なねー!!!」
場「気にすんなよ一虎」
そう言ってポッケから取り出したのはナイフ
『やめろ！』
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キノコ(プロフ) - あまねさん» あまねさんコメントありがとうございます！夢主にはもっと頑張っってもらうつもりです！！ (2021年8月19日 10時) (
レス) id: 14e75b024d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 頑張れ夢主！負けるな(私の)メンタル！←(訳:一気読みするの、全然苦しくなかった) (2021年8月19日 5時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キノコ | 作成日時：2021年8月5日 16時
