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Aside
体を起こして、倒れた彼の元に行こうとする
蘭「おっと、行かせないよ〜竜胆そっち持てー｣
『はなしてっ！！！けーすけがっ！！けーすけが！！！』
竜「部外者は大人しくしとけって」
さすが六本木をまとめるだけはある
いくら腕を引き抜こうとしてもビクともしない
アレ痛いからしたくないけど、今は一刻を争う
『…離せっってんだろ？』
蘭「ヒューこわぁ」
竜「さすが御狐神の総長」
『余裕かませるのもいまのうちだよっ』
ゴキッ
音と共に外れる肩の間接
蘭・竜「え？」
掴まれていた腕を外し、するりと抜ける
『次やったら嫌いになるから』
2人に向けてそう放ち、けーすけの方に走る
蘭「やっぱ好きだわ」
竜「俺もー」
山の裏から登っていく
ボンネットが意外にいい足場で登りやすい
千「一虎ぁあ！！」
上の方で千冬君の声がする
千冬君、けーすけのこと大好きだもんね
『けーすけ！！！』
千「Aさん！！」
『そこの鉄パイプとって！止血する！！！』
千「は、はい！！！」
見慣れない特服に身を包んだ体からは赤黒い血が流れていた
『一虎…どうしてっ…』
千冬君に体を起こしてもらいながら、鉄パイプで引き裂いたジャンパーの布で強く抑えて圧迫する
彼が吐いた血の量に涙腺が緩むのが分かる
そんな中、向かいの車に立つ3番隊の男が話し出す
？「やっぱヤベぇやつだな、一虎は！」
タケ「え！？」
？「そうか！場地を芭流覇羅に引き抜いたのはこうやって寝首をかくためか！！」
何言ってるのこいつ…
？「ねぇ？総長」
タケ「マ……マイキー君…違う、一虎君は…」
男の後ろで崩れていたマイキー君が起き上がる
『………』
マ「殺したかった…ずっと、一虎が年少から出てきたら真っ先にオレが殺そうと思ってた」
マ「そんな俺を諭し続けてくれたのが、Aと場地だった」
マ「場地が言ってた”一虎はマイキーを喜ばせたかった””だから、あいつは受け入れられない””たとえマイキーの兄貴を殺しちまっても””自分を肯定するためにマイキーを敵にするしか無かった…”ってよー」
マイキー君はガタンガタンと山をおりていく
けーすけはそんな話してたんだ…
『けーすけっ…目ぇ覚めてよ…』
千「Aさん…」
私より大きくてゴツゴツした手をにぎって願う
真一郎君の後はけーすけだなんてシャレにならないよ…
これでもしけーすけが死んだら＿
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キノコ(プロフ) - あまねさん» あまねさんコメントありがとうございます！夢主にはもっと頑張っってもらうつもりです！！ (2021年8月19日 10時) (
レス) id: 14e75b024d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 頑張れ夢主！負けるな(私の)メンタル！←(訳:一気読みするの、全然苦しくなかった) (2021年8月19日 5時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キノコ | 作成日時：2021年8月5日 16時
