検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:712 hit

ページ5

Aside








任務は









失敗した。












ターゲットであるお偉い様には護衛としてのハンター2名がついていた。








ターゲット主催のパーティーに潜り込むことは成功。







ハンター2名を殺すのは、少し手こずったが成功した。









後はターゲットを殺すだけ。











やれる









そう思った瞬間、隠れていた護衛が奇襲を仕掛けてくる







それに気付かずブスリと刺される









刺された腹部に痛みは感じない。








が、脚を失った。








肘を付いた隙を狙われ、切断









待っていた短剣を護衛に投げるが、外して花瓶を割る

 







逃げられる手前で私は気絶寸前











ターゲットは父が殺害。






任務自体は成功






私の任務は失敗












大量出血による気絶の前に見た父の顔は【軽蔑】に近い表情だった






 




ーーーーーーーーーーーー












起きたら、いつもの部屋






『とう、さん……イ゛っ!』





脚が復活してる訳がなく、酷い痛みが襲う





切断レベルの痛覚は失ってなかったようだ





シ「もうお前には期待する価値もない。俺を呼ぶのその声にも鳥肌がたつ。」


『…』








言葉が出なかった











そんなこと言わないで










期待されていないとはいえ、実の家族に言い捨てた事に目頭がじんわりと熱くなる











シ「大人しく、朽ちて、死ね」

『…と、うさ、ん』










涙が止まらない




見捨てないでくれと言いたいのに声は出ない




苦しい





泣く私を見る事もなく父は部屋を出た










『そ、んな、…私、頑張ったのよ…これでも…』







ズキズキと失った脚に痛みが戻る







涙も止まらず、痛みに踠くことしかできない












私は意識を失った

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:キノコ | 作成日時:2024年2月1日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。