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Aside
ゾルディックが私の情報を一切流出してない可能性も考えた
が、あの時依頼を受けたということはそれなりの情報が外に出てると思っていいはず
エクリプス家の情報網を使っても出てこないという事は【存在しない】と考えていいだろう
悩みに悩んで出した答えは【パラレルワールド】
彼女の力で私はA・エクリプスになったのだ
もう何が起こっても不思議じゃ無い
姉として最後に会いたかったけれど、叶わない
『…あぁ、寂しいなぁ…』
目の奥がじんわりと熱くなるが、涙は流れない
彼女はあまり表情が豊かでは無いみたい
自分の情報を書いた紙を残しておくほど、甘ったれてない
リサにライターを持ってこさせて燃やす
『燃やす…あ！』
急に声を荒げるものだからリサが驚いている
『あ、ごめん』
リ「いえ。失礼します」
最後に手紙を書いた
5人の兄弟宛に
あれは届いているのだろうか
こればっかりは彼女が届けてくれたと思うしか無いわね
燃やし切った紙を捨て、時計を見る
さっきお風呂に入り、ご飯を食べたのが18:00
あれから4時間ずっと考えていたようだ
明日からまた訓練が始まる
記憶の中では最も最悪な事は月に1回
訓練はもうお手のもの
月の中旬あたりのどこかの日
彼女は父との夜の営みをしていた
合意では無いにしろ逆らえない何かがあるんだろう
思い出すだけで吐きそう
彼女程の技量の持ち主ならすぐに殺せるはず
なぜ殺さなかったのか
『家主になってから、全ての権利を譲渡しその後に殺害』
この野望が根強く生きていた
父親の防御が薄いのは営みの日だけ
仕方ない
その日が来るまで待つしかない
下手な事をして怪しまれると困る
それでも、体の関係は嫌だな…
ベットに倒れ込んで眠りにつく
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A・エクリプスのイメージ画像です！
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作者名：キノコ | 作成日時：2024年2月1日 23時
