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領地からの手紙を開くと、近況報告が入っている。
そして必ずある相談。
“兵たちに食料を取られた”
軍が、平民を巻き込むようになった。
先代の時は、無かったのに。
俺はその悩みが来るたび、食料を送るようにしている。
でも、ちゃんと配られているのかがわからない。
頭を抱える。
ため息をつくと、目の前にコーヒーが置かれた。
cn「根を詰めすぎちゃダメっすよ。」
『...ありがとう。』
紅茶ではないのがいい。
俺は一口飲んで、チーノに問うた。
『なあ、軍はなんの為にあると思う。』
急に聞いたチーノは驚いたが、すぐに答えた。
cn「国を守るためでしょう。」
『なら何故その軍が民を困らせると思う。』
cn「えっ？」
俺は手紙をチーノに渡した。
これくらいなら、見られても構わない。
なんならグルッペンに言うかもしれない。
確かに俺は奴がいなくなって平和にすることが目的だが、やはり第一は民の平穏だ。
『なぜ、国や民を守るための兵が苦しませる。...なぜ、国はそれを助けない。』
cn「気づかないからですよ。」
凛とした声。
それはどこか昔のアイツに似ていて、見入ってしまった。
cn「それを変えるのは総統ですけど、気づかせるのは幹部の役目です。」
俺は、その答えが気に入った。
普通に軍として入っていたら、上層部などいとも簡単に食い込めただろう。
なら俺がしてやろう。
この位置にコイツを立たせてやろう。
『...夜6時50分に俺の所にこい。』
cn「え？」
『命令だ。』
スパイだとか味方じゃないとか関係なく、気に入った。
どうせグルッペンも俺の後釜にするつもりだったんだろう。
なら、少し早まらせても問題はないはずだ。
『...腹はすかせておけ。』
お前を強制的に後釜にしてやる。
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黄緑 - めちゃめちゃ良いとこで更新停止...(泣)復活してぇ(切実) (2021年4月18日 14時) (
レス) id: 319e1747b2 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - この作品が大好きで度々読み返しています。更新を待っています。 (2020年5月24日 6時) (レス) id: a58dbef8ae (このIDを非表示/違反報告)
トルカ - 遅くなってすいません、復活おめでとうございます (2019年6月7日 0時) (レス) id: ad8c28f837 (このIDを非表示/違反報告)
ギル(プロフ) - 復帰おめでとうございます！更新頑張ってください！ (2019年5月31日 2時) (レス) id: 10873ec8d4 (このIDを非表示/違反報告)
トルカ - 私も皆さんと同じでこれは作者さんの自由なので作者さんの想像を書けばいいと思います(設定がおもしろくて好きなので投稿待ってます (2019年5月21日 1時) (レス) id: ad8c28f837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミス來 x他1人
作成日時：2019年3月28日 22時
