私の天使2 (ページ39)

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アキ「最近どうなん？」
ハルナ「楽しすぎてやばい～♪」

私に聞かせるような感じで言ってくる

わざわざこっちに何で来たんかな

アキ「めっちゃ仲良しやん」
ハル「まあねー♪
　やっぱり章大くんほんまやさしー」

『・・・！！！』

全身に電気が走ったぐらい、鳥肌が立った

思わず二人を見ると、
ニヤニヤしながらむこうもこっちを見てきた

『・・・・』

アキ「今度の舞台も楽しみやわぁ～」

ハル「章大くん気づいてくれるかなぁ？」

アキ「ハルナのことは気づくやろ」

ハル「そうそう、こないだのライブ終わり、
　出待ちしてたら“さぶない？”
　って聞いてくれてんー♪」

アキ「もう彼氏やん」

ハル「えー、そんなことないってー。
　あ、でもけっこうしゃべってくれたんやで？
　ワンピース似合ってるって言ってくれたし」

アキ「見てたよ～！なんかいちゃいちゃしてるみたいやったし」

ハル「うそー！恥ずかしい！」

アキ「絶対ヤスくん、はるなのこと好きやって
　他の子と対応違うもん」

ハル「えーそうかなー♪
　でも今度遊ぼうって言ったら、亮くんと3人でって言ってくれてんー」

アキ「えー！ずるいー！」

ハル「アキもいいか聞いてあげるわ♪」

心臓がバクバクいってる
喉から出てきそうな勢い

頭が真っ白になる

部長「練習再開します！」

「「はい」」

アキ「いこいこ」

ハル「さーってがんばろっと♪」

あかん
集中しな

章ちゃん・・・

元気かな―――

合奏中、章ちゃんの顔が頭から離れんくなってしまった

笑った顔
困った顔
泣きそうな顔
ヤンキーな顔
必殺アイドルスマイル

優しい顔・・・

誰にも知られたくない

一人占めしたい

あいたい