私の天使2 (ページ26)

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お正月ページ26

年が明けて1月1日

楽しみにしてたおでかけの日

2人でどこかに行くなんて初めてで
よく考えたら男の子と2人で出かけるなんてデートみたい♪

何着て行くかぎりぎりまで悩んでしまって
大晦日も夜更かしやったからあんまり寝れなかったけど、

“ピンポーン”

『はーい！』

扉を開けると
いつも通りマフラーをぐるぐる巻きにして
もこもこニットにデニムを履いた安田くん

にっこにこの笑顔であけましておめでとうって
言ってくる

か、かわいい・・・
もはや私よりかわいいんじゃないか？！

お母さんが出てきて新年の挨拶をすると

主母「いつもご飯ご馳走になってばっかりでごめんね～。
　是非今度うちにご飯食べに来て！」

章「ありがとうございます。うちのおかんも寂しいみたいで
　ほんまにA・・さんが来てくれて喜んでます」

主母「そう言ってもらえるとうれしいわぁ。
　今日よかったらうちでご飯どう？
　からあげ作ろうと思ってて♪」

章「からあげ？！絶対きます！！」

主母「ふふ♪じゃあ張り切って作るわ♪」

『やった～♪から揚げ～♪』

章「それじゃあ、18：00には帰ります！」

主母「行ってらっしゃ～い」

2人で京都まで電車に揺られ、
駅地下とか新京極とかぶらぶらして
八坂さんで初詣

途中、疲れたからマクドに入って休憩

『人いっぱいやなぁ～』

「せやな～。疲れた？」

『疲れたけど、すごい楽しい！』

「Aー？」

『んー？』

「前のさ・・・あの、」

『？』

「、、、連絡先教えたん？」

『？』

「あのメモ書きのやつ・・・」

メモ・・・・あぁ、ハルナのこと

『してないよ？』

「そっか」

なんか複雑な顔してるなぁ
また友達関係でごちゃごちゃしてるから
心配してくれてるのかな

『安田くんがそんな心配しんで大丈夫やで？』

「そら・・・！」

一瞬声が大きくなる

「心配にもなるやん・・」

『でも、ほら！私にはヒロコも・・・安田くんもいてくれるし
　友達なんか・・・信用できる人以外、別にいらんし・・・』

「・・・・え？」

『仲良くしなあかんのかなぁ～？
　・・だって都合のいいときだけ寄ってくる友達なんか
　友達じゃないと思うもん』

「え、ちょちょ、その番号って？誰の・・・？」

『部活の子やけど』

「お、お、オトコ？！」

『ううん。ハルナっていう女の子』

「へ？・・・女の子？？」