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『あああああ、ありえないですよ!!
 今をときめくアイドルと私が、、、
 つ、つ、つ、つきあうやなんて・・・
 ないないっ!!』

泉先輩は絶対気あるってーみたいに言ってくれてるけど

彼はそんな単純なものじゃないと思う

安田くんの私への優しさはあくまで兄妹愛

妹にしか思われてへんよ

「じゃあ、Aはどうなん?」

『へ?』

「安田くんのこと。どう思ってんの?」

『それは・・・、お兄ちゃん?』

えー、そうなんー?って不服そうな先輩

ただ・・・

演奏会のとき、自分のソロが上手に吹けたのは
まぎれもなく安田くんのことを考えていたから

いつでも安田くんのことを考えたら
幸せな気持ちになるのも事実


考えたこともないけど、きっと彼女いるやん・・・な

実際目の当たりにしたら・・


・・・・


嫌やなぁ




でも、いいや
それでも

私はどんな形でもそばにいたいし
“妹”で充分幸せ


「てかさ、先生の怒鳴った顔めっちゃかっこよくない?!
 朝一のミーティングで怒鳴り散らしてた顔♪」

ってルンルンで言ってきたので

『えっ・・・鬼にしか見えないんですけど?』

「うそー?!めちゃくちゃかっこいい!!!
 錦戸くんもきっと将来あーゆう感じになるよ♪」

『・・・』

確かに亮くんも先生もかっこいいけど、
怒った先生の顔がかっこいいって・・・

やっぱり恋すると盲目になってしまうんやろか

翌日、また先生に呼び出されて準備室に行くと、
浦川先輩以外の4人と、松本先輩と福田先輩が
白状しに来たって

私に辞めろって言ったのと、
浦川先輩に便乗したってことを言ってたみたい


浦川先輩本人は昨日の夕方、
退部届けを持って職員室に来たみたい

なにもしゃべらなかったし、
最後まで謝罪の言葉はなかったって

『・・・・』

先生「まぁお前は何も気にすんなって」

『すみません・・・ありがとうございます』

先生「なんかされたら言ってこい」

『は、はい・・・』

私のせいで辞めてしまった・・・
せっかく2年も、部活がんばってたのに

その日の帰り、元気ないのが顔に出たみたいで
ヒロコにずっと心配されてしまった

「体調また悪くなった?」

『あ・・・ううん。そうじゃないんやけど』

「悩みあったら聞くよ?Aちゃん、
 すぐ抱え込むんやから・・・」

『・・・じゃあさ、、、』

ずっと聞きたかったジャニーズの仕組みとか
好きなJrのこととか
ジャニーズについて質問攻めした(笑)

・→←俺の女



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作者名:ちゅみぱ | 作成日時:2019年2月6日 17時

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