私の天使 (ページ8)

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翌朝

学校に到着し、

『浦川先輩！』

浦「・・・なに？」

もう目が恐すぎる
スナイパーみたい(泣)

「辞めろって言うたん聞いてへんかったん？」

『も、申し訳ありません。や・・・辞めたくありません。フルートの修理費はこちらで出しますので・・・』

浦「そういうこと言ってんとちゃうねんっ！！！」

浦川先輩が突然大きな声で言い放つと
一斉にみんながこっちに注目する

浦「だいたいさぁ、1年のくせに2曲のるとか。
　ホルン1人増やすってことは、他のパートが削られるってことわからんの？」

『・・・。』

浦「聞いてんの？ヘタな1年のせるより、もう来年出られへん
　 2年生を乗せてあげなかわいそうやって思わんの？」

『・・・はい』

「それやったら・・・」

『でもすみません。どうしてもホルン吹きたいんです・・・』

浦「は？」

『すみません。やめることはできません』

浦「なに口ごたえしてんの？あたしのフルート傷つけたくせに・・・！！！」

『それに関しては本当に申し訳ありません。修理代を出しますので、一度フルートを・・・』

浦「うるさいな！！！やったことに対して口ごたえしてんなや！！！」

大声でまくし立てると、そのまま行ってしまった

正直、この仕返しがくるのが怖い

でも

ビビってる場合じゃない

ヤンキー天使がいてくれる

浦川先輩の言うとおり、演奏会でも定員は設けてるから
誰かがステージに乗れないことになるのは事実

よし、がんばるぞ

意気込んだのもつかの間

ここから地獄を見ることになるとは