Dear My everything 4 Destiny～Donghae～ (ページ7)

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記者会見～DH～ページ7

午後3時の、とあるホテルの大広間。

記者会見場には各テレビ局や雑誌、新聞社など
ありとあらゆるマスコミが押しかけてひしめき合っていた。

時間になり、社長が挨拶をする。

「これからSuperjuniorの記者会見を始めます。
メンバーが出るまで、まずはお手元の資料に目を通してください」

「ドンへ、まずは俺から話すから、
お前は最後にAにメッセージを伝えるんだ。いいね？」

「わかった。ヒョン、お願いします」

誰の近親者かわからないように、リーダーであるトゥギヒョンが
説明するということになっていた。

だけど、やっぱりAにはちゃんと伝えたくて、
無理言って最後のメッセージだけは言わせてくれるように頼んだ。

そして、俺たちはトゥギヒョンを先頭に一人ずつ部屋の入り口で
頭を下げながら会場に入って行く。

誰かが入ってくるたびに一斉にカメラのフラッシュが焚かれ、
一瞬立ちくらみがしそうになる。

そして俺たちはお約束の掛け声で挨拶をする。

フラッシュのおびただしい閃光が、この話題への関心の高さを物語っていた。

トゥギヒョンが話し始める。

「今日はこのようにたくさんのメディアの方々に
お集まりいただきましてありがとうございます。

今回のドナー登録は、僕たちの近い人物が急性骨髄性白血病に
なったことがきっかけでした。

その方を助けたいと、色々と勉強し、この病気のことを知り、
たくさんの方が移植を心待ちにしていることを知りました。

そして…僕たちに何が出来るのか、
考えた末に、ドナー登録することを決めました。

ですが、ただ僕たちだけが登録しても、救える命は多くない。
そこでこうして公表し、みなさんにも登録をお願いしたいのです」