Dear My everything 4 Destiny～Donghae～ (ページ16)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:170,748 hit

愛してる～DH～ページ16

何度も角度を変えて、そのぷっくりとした唇を味わう。

Aの腕が、俺の背中に絡みつく。

「A…愛してる…」

一瞬離した唇で囁いて、また口付ける。
少し開いた唇を押し開けて舌を滑り込ませると、
Aの暖かい舌を絡め取る。

「ん…く…はっ」

次第に体が熱くなる。
何度も何度も、絡まる。一時だって離したくない。

「ド…ン…」

Aにも、話す隙さえ与えないくらい、ずっと…

「待って…息が…できな…」

あんまり夢中になりすぎて忘れてた。Aは普通じゃないのに。

「あ、ご、ごめん…大丈夫？」

「うん…」

「はー、俺、余裕なさ過ぎだよな」

そう言って、Aを抱きしめた。

「ううん、そんなことない…」

「A、ごめんな」

「何でドンへが謝るの？」

「オンマのこと、聞いたよ」

「え？」

「Aは気にしなくていいから。俺、絶対オンマのこと説得してみせる。
そんなこと気にしないで、俺に頼って欲しい。
これからは、俺がずっとそばにいるから」

「ドンへ…わたしこそごめん…わたしの為に、
みんながドナー登録してくれて…
わたし、みんなにどうやって報いたらいいか…ホントに、ごめんなさい…」

「バカだな…そんなこと考えなくていいんだって。
お前は、病気を治すことだけ考えて？な？」

「ドンへ…ありがとう…わたし、治療受けることに決めた！
絶対治って見せるから！」

「ホントに？やった！」

俺はもう一度大げさに音を立ててキスをして、またAを胸にしまった。

「A…もう、離さないから」

「うん、もう、離さないで…」

俺たちは、これから先にもっと辛い試練が待ってる事をまだ知らなかった。