Dear My everything 4 Destiny～Donghae～ (ページ15)

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やっと言えたページ15

ギジュンさんがドンへに何か言って屋上を後にして、
そこにはわたしとドンへだけになった。

さっきまで、ちゃんと告白しようって思ってたのに
いざ目の前にドンへが現れたら急に心臓が騒ぎ出した。

「A」

「…………」

「呼んでるだろ？」

「は…い」

それ以上言葉が出てこなくて俯いてると、ドンへに壁際に追い込まれた。
足が震える…

「ちょ…ドンへ…」

「ソラちゃんて子から聞いたんだけど、
Aがずっと好きだった幼馴染って誰のこと？」

「え？そ、それは…」

ソラちゃんったら、いつの間にドンへと会ったの？

「俺だよね？」

「えっと…あの、ち…近い…」

ドンへがわざと、顔を近づけてくる。
もうダメ、心臓が持たないよ…！

「ヒョン社長に言ったこと、もう一回言って？」

「………」

「言わないと……キスしちゃうよ？」

「えっ！あ、あの、その、だから、ドンへしか………せなぃって…」

「聞こえない」

「だから…」

どんどん近づくドンへの顔…

「うん」

あーもう、ドンへの意地悪…………

「愛してる…」

やっとの事で、言いたかった言葉を吐き出した。

「よく出来ました」

ホッとしたのもつかの間、ドンへの指がわたしの顎をクイッと持ち上げた。
一瞬絡まる視線。

「あ！」

心臓が限界を超えて、わたしはドンへを押し戻した。

「何…」

「だって…恥ずかしい…」

改めてこんな風に見つめられたら照れ臭くて恥ずかしくてどうにかなりそう…

「何、今更？」

「ちょっと待って、心の準備が…」

「やだ、もう待てない」

ドンへの優しい手がわたしの頬に添えられて、しっかりと唇を塞がれた。