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kj「白雪Aー！！！！弟来とるでー！！！」

『えっ、向井康二なんて言った？』

kj「だから弟来とるでーって。」

『えっ』

友達とお弁当を食べていたら、クラス1明るい関西人、向井康二になんか呼ばれた。
弟が、来た、だと？？

前のドアを見てみたら、そこには蓮が居た。

kj「れんきゅんまたでかくなっとるやん、どゆこと」

mm「こーじがちっちゃいんだよ」

kj「俺先輩やで？」

mm「うん、後輩に負けてるね」

『おい蓮、先輩には敬語使えあと気軽にここに来るなせめて連絡しろ』

mm「俺いっぺんに言われてもわかんねぇ、というかこーじが敬語使うなって…」

『向井くんうちの愚弟がどうもすみません』

kj「どこが愚弟な～ん？超イケメンやん、羨ましいわAちゃん」

ほな！ご飯あまっとるわ！

そんなことを言いながら向井くんはまた友達の元へ行った。

『用件はなんだ』

「Aに会いたかった」

『ぶっとばすぞ』

「ひど。…ああそうだ、今日バイトなの？」

『そうだよ』

「夕飯何がいい？」

『…作るの？』

「亮兄とね。翔兄と辰兄にやらせる気？」

『それはやめてね絶対に』

「何がいいの」

『…はんばーぐ』

「おっけ。」

『てかメールでいいじゃん』

「今日もかわいいよ」

『ねぇ聞いてる？』

意味深そうで深くない言葉を残して、蓮は階段を駆け下りていった。

席に戻ると、一緒にご飯を食べていた唯がニヤニヤと笑っていた。

唯【相変わらずシスコンだね】

『どこがや…』

唯【弟くん4人に愛されてるじゃんA】

『愛されてるわけないじゃん、あいつらが好きなのはセ……………』

唯【せ？】

『…セロリ』

唯【へぇ、セロリが好きなの？意外すぎるんだけど。え？なに？Aセロリの料理よく作るの？】

…危ない、うっかりバラすところだった。
これでも弟達は表向き爽やか(？)イケメンキャラとしてやっているらしいから。バレてしまえば私にだって被害が及ぶ可能性もあるんだった。

言ったら高校生活は終わり…なのだけども、大声で言ってやりたい気持ちもある。

弟達にときめいたりしてる後輩や先輩、同級生を見るたびに胸が痛くなる。
…ああ皆さん、そいつらは女遊びをしまくるクズ野郎だぞ…って。

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