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私を無視して澄ました顔して変態的な会話をする弟共。
頼むから私に被害がないようにしてほしい…とは思うものの
にゃんにゃんって何よ
何のプレイのつもり

さっきまでのカップルのあの素晴らしき純粋な愛情に浸っていたのに、現実に引き戻された気分

ab「でも熱いって言いながら食べてるAイジメたくなる」

『やめろ』

fk「このあと俺の部屋おいでよ」

『やだ、ろくなことないでしょ』

fk「意地でもにゃんにゃん言わせるから」

nb「いや、それなら俺のほうがいいと思うよ」

『どっちもやだ』

ab「じゃあ俺は言ってもらう代わりに課題やってあげる」

『…課題終わらせるだけなら嬉しいんだけど』

ab「にゃんにゃんも言ってくれなきゃ、ね？」

mm「…あざといなぁ…ねぇA、彼氏作れるように講座してあげようか？作りたいならまずは魅力的な女になることが大事だし、亮兄みたいに」

『えっ、…ちょっと気になる』

ab「俺みたいってなんだよ、蓮」

mm「彼氏役は俺、主に保健体育の実技ね」

『…女子力講座と思って期待した私が馬鹿だったのかな』

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『あぁ…』

そして今日は日曜日

久しぶりの休日

なのだけれど

『やだ！』

「えーおねがいA〜！！ひかるAがいたら喜ぶからぁ〜！」

『嫌！』

「なんで！？」

『お前と歩きたくない！』

「いやさらっと差別発言、ひどすぎない？」

『てめぇのファンクラブとやらに問いかけてみろ、俺の姉が一緒に遊んでくれないって。多分返答は「ひどいお姉さんだね！辰哉くんが可哀想！構わないほうがいいんじゃない？」だと思うから』

「ひどいお姉さんだね！たつやかぁいそう！」

『黙れ小僧』

何故私が辰哉とふたりで街を歩かなければならないのだ

照さんに会うだけならいい
でも辰哉に隣は歩かないでほしい

なぜならこいつは本当にモテるから
辰哉のファンクラブとやらの女に二人で歩いているのを見られたら面倒くさいのだ

辰哉を好きになる女の特徴は昔から変わらない
"とにかく愛が重い"
辰哉には素振りもあまり見せないけども
私へ対する嫌がらせまでしてくる女どもだ
今までどれだけ私が嫌がらせを隠し通す努力をしてきたことか
そもそも姉である私にやる意味がわからない

「なに、ファンクラブ？…そんなのあったねぇ」

『ファンクラブのこと覚えてないなんて…うわぁ…かわいそ…』

私が可哀想だわ。

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