タチの悪い酔っ払い ページ2
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《リクエストありがとうございます！》
「ねーぇ？ほくちゃん？」
「ぐはっ、壱馬だずげでぇぇえ、」
「よかったやん、待ち望んだAさんのデレ期」
「これデレ期じゃない！ただのタチの悪い酔っぱらい！」
「嘘でもええから喜んどけ」
30分前、三代目さんと飲んで見事にぶっ潰されて帰ってきた。
ちなみに今の時間2:23。
夜ですよ、夜。夜中の2時半前。
Aさん。アウトです。
「ほーくーちゃんっ。んふふ」
「っ、心臓が痛いです、……」
「ほくちゃんってなーんでそんなにかわいーの？」
ぎゅーっと俺に抱きついてくるAさん。
いつもなら俺がAさんにくっついていくのに今日は完全に逆転していて、正直どう対応していいか分からない。
これ軽く流すAさんって凄いな……。()
「あたしよりかわいーの。おんなのこやめたくなっちゃう」
「やだ、絶対辞めないで」
「んふ、やめないよん」
ずっといっしょ〜、とまた俺のお腹に回す腕の力が強まる。
自分で『女の子辞めたくなる』とか言ったくせに、Aさんの頭の中では今『ランペ辞めないよ』に変換されたのかな。
くそっ、酔っ払いめっ、可愛いじゃないかっ、！()
「ほくちゃん、あたしね、でびゅーするまえからね、……」
どんどん声が小さくなっていって、最後には聞き取れなくなった。
代わりに、Aさんの静かな寝息が聞こえる。
「……なんて言おうとしたんだろ、(笑)」
「めちゃくちゃ気になるな、(笑)」
またいつか話してくれる日が来てくれると信じて、俺はAさんを抱き上げて部屋に戻った。
最後にそっとほっぺにキスをしたのは俺だけの秘密。
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めっちゃ短くなっちゃってごめんなさい……。
こんな感じでよろしかったですかね？
リクエストありがとうございました！
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作者名：L
| 作成日時：2020年6月12日 12時
