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プレゼント ページ30

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「まこっちゃんお誕生日おめでとう」

「まこ!お誕生日!おめでとう!」

「うぇーい、おめでとーう」





いろんな人に祝ってもらった。


でも肝心の姉ちゃんから祝ってもらってない。

なんなら1人だけでの仕事があるらしくて会ってすらない。


正直プレゼントなんてどうでもいい。

とりあえず会って『おめでとう』って頭をクシャクシャに撫でまわしてくれればもうどうでも。

まぁ姉ちゃんのことだから、またたっかいプレゼントとか買ってきちゃうんだろうけど。



「はーぁ。」

「なんだよまこ、ため息なんかついちゃって」

「姉貴が恋しいんやろ」



そっとしとき、と壱馬さん。


なんだか俺より楽しんじゃってるしょへ。()

かじゅまさんも慰めてくれてるようで慰めてくれてない。


はーぁ。

今年は諦めた方が良さそう。


……はーぁ。








Aさんに会えなくて、誕生日パーティー中でもなんとなく残念な誕生日に終わる予感がしたその時だった。

もうすぐ日付が変わってしまいそうな時、玄関のチャイムが鳴った。

誰だろ、こんな時間に。



「ごめん、まこっちゃん出てくれる?」



陣さんがキッチンから顔をのぞかせて言う。

……俺一応あと20分弱はバースデーボーイのはずなんだけど。()


まぁいいや、どうせ姉ちゃんは帰ってきてくれ、



「……え?」

「ただいま、まだ間に合うよね?」



……きてくれた。



「おーい、あれ、固まっちゃった」



俺の顔の目の前で手を振るAさん。

なんだか我慢できなくて、靴を脱いだばかりのAさんをぐっと抱き寄せた。



「おーおー、まこちはそんなに寂しかったのかぁ」



あー、ダメだ、後で北人さんに〇される。

まぁいいや。今日は何をされても大丈夫な気がする。









(ほくちゃん偉いじゃん)

(まぁ今日ぐらいは、ね?)

(さっきまこっちゃん一緒に寝るって言ってたけど)

(((なんてことを言うんだ昂秀。)))

(……まぁ今日ぐらいは、ね。)



( 陸 / 北人 / 昂秀 / 大好き隊 / 北人 )



※大好き隊…スタメン:青山、神谷、川村、吉野、藤原、長谷川
      ベンチ :与那嶺、岩谷、龍









.


あえてのこの時間。タイムリー。


長谷川さん、お誕生日おめでとうございます。

ファンの皆さんもおめでとうございます。

今年1年がいい年になりますように……。


あ、全然ゼロの日ではないです。大丈夫です。

大好きなお友達と一緒に下校できたので50の日です。((


.

夜の海、朝の月→←気まぐれさん



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作者名:L | 作成日時:2020年6月12日 12時

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