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丸山side
やっぱりまだ熱があるからか、綺麗に並べられた朝ご飯を見ても口に入れる気にはなれんくて。
それでも隣に座る信ちゃん、章ちゃんもちろんメンバーにこれ以上心配かけたくなくて果物とか野菜を口に入れた。
でも、マネージャーの話の途中から体がだるくて座っているのさえしんどくなって。
ほんまはすぐに部屋に戻って横になりたかったけど、話の途中で抜けるのは申し訳ないから終わったタイミングで隣の信ちゃんに声をかけて席を立った。
ふらつく体をなんとか支えて必死に壁伝いに歩いているといつのまにか自分の部屋の前。
そしたら一気に力が抜けて寝室まではたどり着けずに手前のソファーに重い体を沈めた。
すぐに寝れるかなって思ったんやけど、
横になったのと同時に無理矢理食べたのがあかんかったのか、少しだけ気持ち悪くなってきて眠れそうにない。
気持ち悪さなんか忘れたくて、しばらく目をつぶっていると優しい声が聞こえてきた。
安田side
鍵がかかっていなかったマルの部屋にそっとお邪魔すると、ベッドではなくソファーの上で眠るマル。
その顔色は左腕で隠されていて分からんけど、ベッドまで行けないってことは相当しんどいんやな。
また、マルに無理させてもうた···
目の前で眠るマルを見ているとそのことが悔しくて申し訳ない気持ちになって。
安｢マル、ごめんな···」
｢···ん、章ちゃん···、？」
そっと髪の毛に触れてそう言葉を漏らすと、起きていたのかマルは左腕を浮かしてその瞳で俺を捉えた。
｢···途中で、抜けてもうて···ごめん、···な？」
マルは荒い呼吸をしながら俺にそういった。
謝らなあかんのは俺の方やのに···
マルは優しすぎんねん。
安｢なんも気にすることないで。はよ治さな···安心して、ゆっくりやすみ？」
マルは俺の言葉を聞いたか聞いてないかすぅっと寝入ったから俺は寝室から布団を持ってきてかけたった。
はよ、良くなるとええね。
おやすみ、マル。
Fin
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作者名：みるく。 | 作成日時：2018年4月1日 22時
