太陽さんが体調不良！？＊２ (ページ36)

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安田side

にしてもマル、すごいなぁ～

なんてほんの数十分前のことの回想に浸っていると、突然スタッフさんの焦った声。

ス「安田さん！横山さん！あの、丸山さんが···！」

その言葉に竿を置き去りにして急いでマルのおる所に向かう。

そこにはさっきよりもずっと蒼白い顔をして壁に凭れて力なく座るマルの姿。

安「マル！しんどくなってもぉた？」

「ん···ごめ、酔ってもうた···」

横「しんどいな、謝らんでええよ？横になった方が楽やない？」

「んーん···寝たら···吐い、てまう···」

横「そっか···、一番楽な姿勢でええからな」

ハァハァと荒い息をして吐き気に耐えるマルを変に刺激しないように優しく肩や腕の辺りを擦る。

安「しんどいなぁ···大丈夫大丈夫」

俺らにはそんなら気休めにさえならん言葉をかけることしか出来なかった。

横山side

しばらく俺にもたれた状態でしんどそうにしててんけど、

「んっ···ぅ···ﾊｧﾊｧ···ｯｯ、··はぁ」

荒い呼吸と呼吸の間に嘔吐くようになってきて。

それでも周りに気を使ってるんか我慢しとるように見えたから

横「マル、吐けそうなら吐いてまい？」

そう声をかけてスタッフさんから受け取っておいた袋を口元に広げるんやけど···

「はぁ、···っ···いや、、やぁ···ｸﾞｽｯ」

首を振って吐くことを拒む。

安「マール、吐いちゃった方が楽やで？なんも気にせぇへんし···ほら、スタッフさんもおらんし。な？」

ヤスがそう言ってそのまま背中を擦るとやっぱり限界やったんかすぐに吐き始めてもうた。