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丸山side
僕がこんなんだからか、色々考えすぎて今にも泣きだしそうな亮ちゃん。
まだ気持ち悪いしお腹も痛いけど、こんな亮ちゃん放っておけなくて。
「亮ちゃん、そんな顔せんといて？不安にさせてごめんな？僕は大丈夫やから。な？」
そっと抱きしめてそう伝えると亮ちゃんは首を横に振った。
錦戸side
マルに抱きしめられて、やっと冷静になることが出来た。
ほんまに俺、病人になにさせてんねん。
錦「俺の方こそごめんな。なんか···心配で、どうしたらええか分からんかってん。もう、ベッド戻ろう？身体、しんどいやろ？」
そう声をかけてゆっくり寝室に戻る。
ベッドに横にさせると、やっぱりまだまだしんどいんかすぐに瞳を閉じてもうた。
錦「マル···まだ起きとる？」
「ん·····どうしたん？」
錦「ほんまに、ごめんな。初めから体調悪かったんやろ？俺、なんも気づかんと呑みに誘って···」
「そんなこと···ないで？身体、どこも具合悪くなかったし···亮ちゃんは、なんも悪くないんやで」
錦「ほんまに？俺、マルに無理させてもうたんやって思って···ずっと気になっててん」
「大丈夫···無理なんか、···してへん···よ？楽しかった···ありが、とう···」
錦「ん、ごめんな。もう寝てええよ？おやすみ」
最後は身体も疲れて眠かったからか途切れ途切れのふわふわした話し方やったけど、最後まで言葉を繋いだ。
小さな寝息を立てて眠ったマルのふわふわな髪の毛に触れて、俺はありがとうって小さく伝えた。
Fin
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作者名：みるく。 | 作成日時：2018年4月1日 22時
