検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:5,256 hit

ページ3

マフィアに入って一年経った


太宰という私と中也と同い歳の仕事仲間も出来ていた


仕事も徐々に増えたが、その殆どが単独での任務だった


特に不自由なくその生活を送っていたが、唯一つ、中也への気持ちだけはわからないでいた




「A…!中也が…!」




勢いよく扉を開けて入ってきた姐さんの焦ったような、ただならぬ雰囲気に、急いで部屋を飛び出した




「…ちゅう、や……」




霊安室。寝台の上に寝かされた中也の躰は傷だらけだった




「…如何して?」



「異能力の暴走だ」




私と姐さんの他に、太宰と幹部の森さんが居た




__死




落ち着け




「どれ程経ちましたが」


「…もう直ぐ一時間だ」




そう云った太宰の声は、普段からは予想も出来ない程、暗く感じた




__お願い、間に合って




「A!!」




霊安室を飛び出し、全力で部屋まで走った

八→←六



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
63人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MIA | 作成日時:2017年8月5日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。