8話 ページ8
Aside
翌日、一日中なにも頭に入らなかった
泣きわめいて腫れた目が凄くメイクのり悪そうだな、とかそんなろくでもないことしか
入らなかった
帰り
!、樹里ちゃん
「樹里、ちゃん」
樹里「A!!!!」
「ごめん、我儘言っていいかな」
鞄からLIP×LIPの事がたくさん書かれたノートを渡す
「これ、捨てといてくれない?」
樹里「はぁ、ホント、千鶴と仲良しね」
樹里ちゃんの鞄から見えたものは、同じくLIP×LIPの事が書かれた千鶴のノート
けじめ、着けたんだ
私は走って千鶴のもとへ向かった
大型ショッピングモールの前、写真でドでかく写る愛蔵君に勇次郎君を見る千鶴を見つけた
「千鶴!ファン、やめたの?」
千鶴「うん、私に、ファンになる資格なんかないから」
そううつ向く千鶴
「そっ、か、私も辞めるよ」
千鶴「え?」
ビリビリビリ
私は千鶴の前で一枚の紙を破いた
千鶴「そ、れ!」
「LIP×LIPのカウントダウンライブのチケットだよ、辞めるなら要らないでしょ」
「もしよければさ、明日、二人で遊ぼうよ」
千鶴「う、う、Aのバカぁぁ泣」
推し活は終わった
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←7話
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナウル | 作者ホームページ:http://589289
作成日時:2022年7月5日 21時