67.本音が溢れ出す ページ22
言えなかった本音。
再会してからも、ずっと隠し続けた本心。
バーボンの右腕という立場が、安室透の友人だという状況が、
降谷零に振られたという気まずさを誤魔化してくれていて。
でも、本当は、
私がずっと、隣にいたかったのはーー他でもない、降谷零だ。
「降谷零のことが、私はずっと…」
「…A……?」
「……ぁ、いや、…えっと……なんでもない、先行っていて!」
自分の口から零れた言葉に少し驚く。
なんでだろう。
映画を見たせいか、絡めた指に残る熱のせいか。
その場から逃げ出すように、
私は来た道を、それなりに高いヒールのサンダルでめいいっぱいに走って戻った。
〜・〜・〜
降谷side
ーーそろそろ自惚れも限界だ。
ここまできたら、気のせいだというのにも無理がある。
Aは火照った顔を隠すように来た道をぱたぱたと走っていってしまった。
あんなサンダルじゃあ、走りにくいだろうに。
「全く…世話が焼けるな、
俺のお姫様は。」
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真柚(プロフ) - アオさん» 前回に続き何度もすみません…ありがとうございます!! (2018年5月27日 23時) (レス) id: 8ec7fb59c7 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 58の夢主sideの「どうかした?」が、「どうしかした?」になっています。 (2018年5月27日 14時) (レス) id: 82f5449f8d (このIDを非表示/違反報告)
真柚(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます!助かりました<(_ _)> (2018年5月18日 20時) (レス) id: 8ec7fb59c7 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。その旨ではなく、その胸です。 (2018年5月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真柚 | 作成日時:2018年5月16日 13時