そしてゼロになる 2【降谷零/安室透】

48.事件に誘われて ページ3

コナンside


今日はポアロで朝ごはんにしようということになって、

蘭とおっちゃんとポアロに来ていた。



「じゃあ、安室さんとAさんはしばらく来てないんだね？」

「ええ…安室さんが風邪ひいちゃったらしくて…

Aが看病してあげてるらしいわよ！」


俺の問に梓さんはそう楽しそうに答える。



…あのベルツリー急行での事件から、やはりバーボンこと安室透さんは来ていないらしい。


Aさんが来てない理由はまだ謎だけど…

安室さんが黒ずくめの組織の仲間なら、Aさんも同じな可能性が高いな。


「でも、

今日はあの二人はデートしてるんじゃないかなー？」

「え？あの二人って友達なだけで付き合ってないんでしょ？」

「そうらしいんだけど…、実はね、」


梓さんが何か言いかけた時、

ポアロのドアベルが鳴る。


「あ、いらっしゃいませー！」


そこで入ってきたのは、

よく知ってるが、久しぶりに見る顔だった。




「結衣刑事に大和警部！？」

「よぉ、ボウズ」

「蘭ちゃんに毛利さんも…お久しぶりです。」


長野県警の大和敢助警部に上原結衣刑事。

その2人がわざわざ米花町まで何しに来たんだ？…いや、まてよ。


確か前にもこんなこと…


「どうしたんだ、急に？」

「実は…妙な事件が多発して、」

「あんたらの知恵を借りに来たんだよ。」



…やっぱりか、前にもあったよな、こんなこと…

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