検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:44,554 hit

63.表裏 ページ18

「…いつか戻るから、待っていて」


私の言葉に結衣は驚いたように顔を上げた。


「…あ、そう彼女が言ってましたよ。

あとは、他言無用だとも。…特に毛利さんやコナンくんには」



…多分、あの江戸川コナンという少年はただの小学生じゃない。

どこまで知られているかは知らないけど。


「約束して、くれますか?」


「っ…うん!」


結衣は潤む瞳を拭って昔のように笑った。


「…それでは、私達はこれで。


あ、そうだ、花澤からもう一つ伝言



『敢ちゃん先輩と仲良くね』だそうですよ。

じゃあ!」




「なっ……馬鹿!!」



〜・〜・〜



コナンside


「あ、毛利さん、僕らはこれで失礼します。」


Aさんがなにやら結衣刑事と話しているあいだに、

バーボン…安室さんがそうおっちゃんに声をかける。


「おう、じゃーな」

「Aさんとのデート楽しんできてくださいね!」


蘭の言葉に、

安室さんは照れたように「はい」と笑う。


…その笑顔には、何故かバーボンやいつもの安室さんに感じる裏が見えなかった。



この人、本当にAさんのことが…



「お待たせ、透さん」

「ああ…それじゃあ」


そう言って、2人でその場を立ち去ってしまった。



「ほんと、美男美女カップルだよねえ。

そう思わない?コナンくん」

「そ、そうだね…


あ、結衣刑事!」


Aさんと話し終わったようで、そろそろ大和警部と帰ろうとしている結衣刑事に声をかける。


「Aさんと何話してたの?」


「…内緒よ、コナンくん!」


結衣刑事は嬉しそうに笑ってそう言った。

64.見つめると→←62.一件落着?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
360人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

真柚(プロフ) - アオさん» 前回に続き何度もすみません…ありがとうございます!! (2018年5月27日 23時) (レス) id: 8ec7fb59c7 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 58の夢主sideの「どうかした?」が、「どうしかした?」になっています。 (2018年5月27日 14時) (レス) id: 82f5449f8d (このIDを非表示/違反報告)
真柚(プロフ) - 明里香さん» ありがとうございます!助かりました<(_ _)> (2018年5月18日 20時) (レス) id: 8ec7fb59c7 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。その旨ではなく、その胸です。 (2018年5月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:真柚 | 作成日時:2018年5月16日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。