スピカ0,79等 ページ45
ス「まだ止まらないの〜?」
『冷たっ!?』
ピトッと首に冷たいものが当たり心臓が飛び出そうになる。
背後から降ってくる声が余計に体温を上昇させる気がした。
…あんずちゃんの視線がもはや恐怖だよ。
北「只今戻った、少々遅くなってしまった」
真「ど、どうしたのそれ!?明らかに人数分じゃないよね!?」
ス「そうなんだよウッキ〜!俺がキラキラの10円を入れてボタンを押したら当たりが出たんだよ!」
北「あいにく明星用の磨かれた10円しか無くてな、それを使ったら自販機で運良く当たりがでて何本もおまけで出てきたわけだ。」
スバル用の十円玉
いつも北斗はスバルを大人しくさせたい時とかに使うらしい
確かにお金を要求してくることはあるけど
さて、どこから突っ込めばいいのか……
ス「ねぇねぇ!凄くなぁい!?今日の俺ついてる!」
『その運を自販機で使い果たしてないといいけど…』
ス「珍しくちょっと辛辣〜」
『あはは……』
立ち上がろうとした時、ぐらっと視界が歪み身体が脳に追いつかず膝から崩れ落ちた
まるで地球の時空が歪んでいるように見えた
ス「A!?」
『……っ』
あ「Aちゃん…!?凄い熱…早く気付いておけば良かった、医務室まで連れていこう、明星くん、Aちゃんお願い」
真「えっ!?こ、こここういうときってどうするべきなんだろう!?」
真「真、落ち着けって…!お前が騒いでどうするんだよ、多分この中で1番焦ってるのはスバルなんだから」
ス「…分かった、」
背中と膝の裏に手を回しいわゆるお姫様抱っこを知らなそうされた
貧血?熱中症?何なのこれ。
どうしていつもこう私の邪魔をするの。
キラキラする日差しに対して、上を見ればスバルの表情が暗い
『すばる…』
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作者名:うななちゃま | 作成日時:2023年7月19日 1時