26(注) ページ28
一週間ぶりのこの痛み…痺れや手の先まで伝わり私の血が吸われていくのがわかる。
『っ、ぁ…つ………んぅっ………』
彼の肩に置いた左手に力が入ってしまって、私は彼の部屋着をきゅっと握った…
彼はそれに気づき手を添え私の手と合わせたと同時に指を絡ませてくる。
『っぁ…の…ま…っまっ…て』
私は彼と繋がっているその手を強く握る
彼もまた強く握り返してくれた。
目の前は暗い…綺麗な美しい世界が広がっているはずなのに今は昼みたいに明るく感じてしまうのはかなりの重症だろう。
ふと彼は体重を前にかけ、今まで彼に預けていた体は浜辺へと座り空いてる肘をつきそこへ体重をかける
海水と浜辺の狭間にいる私達はぴちゃっと微かに音を立てながらも吸血を続けていた。
身体は寒い、冷たいのに…彼が突き立てているその場所と手だけは何故か熱く感じた。
「ねぇ…きもち?」
彼は吸血をやめ、私に問いかける。
私は、空を見ながら息を整えるも、酸素が足りない。目の先に本物の星があるにもかかわらず私の目の中に白い星が散っている。
『っはっ…っはっ……はっ』
「…大丈夫?ちょっと吸いすぎた?」
と、私の体を支え起こしてくれる。
海水と、砂でいっぱいの私を姫抱きしてくれた。
『っ、ノーマンっ…砂ついちゃ…』
「いいのー、またお風呂入ろ?…今度は一緒に♪」
『………ぐでっとしてるからって触ってこないでね』
「うーん、それはその場による♪」
『…くそしねくそ吸血鬼』
「あはは〜♪これはお仕置き決定かなー??」
『ちっ、何がお仕置きだっ!最終的に私を食うくせにっ!!!』
「え?なんで分かったの?」
『いや、分かるよっ普通っ!!!!』
91人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にっこり笑顔(プロフ) - ユアンナさん» おー良く分かりましたねー!とりあえず参考程度にしてるようにはしてます!他の作品も含めパクることのないように頑張って更新してます♪(笑) (2019年5月10日 22時) (レス) id: 0d32b4e7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ユアンナ - これからも頑張ってください! (2019年5月10日 22時) (レス) id: e06a6f05d4 (このIDを非表示/違反報告)
ユアンナ - もし違っていたらごめんなさいあの、チョコレートヴァンパイアって、マンガと少し混ざっているところがありませんか?もし、そうであれば私的にはとってもうれしいです!大好きなマンガがコラボしてるとか(なんか違う気が)もうマジで最高ですお話もものすごく面白いです (2019年5月10日 22時) (レス) id: e06a6f05d4 (このIDを非表示/違反報告)
にっこり笑顔(プロフ) - ほわいとさん» ありがとうございます♪ゆっくりになって行きますがっ頑張って行きますね♪ (2019年5月4日 23時) (レス) id: 0d32b4e7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ほわいと(プロフ) - こんばんは!はじめまして(°▽° )短編集ですごい面白くて気に入っていました!長編化おめでとうございます(?)面白いので、頑張って更新してください!陰ながらですが応援してます|´-`) (2019年5月4日 23時) (レス) id: 85afb16f95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にっこり笑顔 | 作成日時:2019年5月4日 19時