8話 ページ10
「………ッ…」
なんでいるの。兄ちゃんどうして
ここにいるのような。
ミ…ミツバ助けて
嫌だ
土方「……なんでお前がここにいる。ここに用はねぇはずだろ。萌香」
近藤「…ん?…トシ、知り合いか?」
土方「知り合いも何もこいつは………俺の妹だ」
あー、言わないで
声が出たら否定できるのに、なんで出ないんだろ。
私は兄ちゃんに会いたくなくて、話したくなくて、屯所から逃げ出した。
近藤さんの声が聞こえたけど無視した。
無我夢中で走った。
気づけば知らない場所にいて
あれ?ここどこ………公園?
そう、公園だった。ブランコと滑り台、ベンチがあるだけの公園に来ていた。
小さい頃はよく遊んでたのになのにあの日から兄ちゃんは、変わっちゃたんだ。
私に冷たくなって突き放されて、寂しかった
悲しかった。でも言えなくてそれと、色々積み重なって今の状況になった。
これからどうしよう…………
家もないし。ミツバも何処に居るか分からないし。ここにいようかな
と、私はベンチに座って空を見上げた。空は真っ青で青空が広がっていた。
私の気持ちとは真逆。
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作者名:moca^^* | 作成日時:2019年3月15日 16時