鬼の副長の妹は失声症 (ページ3)

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1話ページ3

私は、今武州にいる。
ミツバと一緒に住んでる。でも、ミツバとは近々、江戸に行くらしい。結婚が決まったみたい。

羨ましいね。

ミツバ｢…Aちゃんも一緒に武州に来ない？｣

え、私がなんで邪魔なだけだよ。

だって、声出ないんだよ。

【私は、いいよ。話せないし、迷惑かけちゃうから。】

声出ないのについて行っても意味無い
声出ない理由はまた今度話すね。

ミツバ｢そんな事ないわ。Aちゃんにも、来てほしいの。知らないところに1人で行くのは不安で………お願い｣

と、ミツバに泣きそうな目で訴えられた。

そんな顔されたら行くしかないじゃん。

【分かった。行くよ】

ミツバ｢ほんと、ありがとう(*´▽｀*)｣

【うん、いいよ。別に気にしないで】

ミツバって優しいから好きなんだ
一緒にいたらすごく安心する。

私のために手話だって覚えてくれた。有難いよね。だからこうして会話もできる。

ミツバと会ったこと感謝しなくちゃね

それから数日後、ミツバと江戸に行った

まさかあんなことになるなんて………

思ってなかった。