2. バス ページ13
○
赤葦くんや、木兎さんとバイバイして
バイトの扉を閉めた後は普通に
接客をしてその日のバイトは終わった。
「 青木ちゃん今日もお疲れ様〜 」
「 いえ! 」
「 明日もシフトあるからよろしくね 」
「 はい! 」
全然把握してなかった。私明日もシフト
入ってるのか。明日も午前授業だからって
調子に乗って入れたんだろうな、過去の私。
別に予定も無いし、いいけども。
とりあえず5時間勤務で疲れたので今は
早く帰りたい。まさか赤葦くんが先輩を
連れて偶然来るなんてハプニングが
起こるなんて思ってもみなかったし。、
そう考えながら勤務用のエプロンを外し
店長にお疲れ様でした!とだけ挨拶を
して少しだけ早歩きで帰った。
○
「 っっっあぁ、、眠い 」
テンテレテンテン!となるアラーム音に
飛び起きてポチッと携帯のボタンを押し、
アラームを止め、リビングに行くとすぐ
近くのキッチンには。
「 Aおはよう 」
「 うわ、おはよう 」
「 親に対してうわとは? 」
「 おかーさんごめんって 」
「 次言ったら卵焼き苦くするよ 」
「 ごめんなさい本当に勘弁して 」
おかーさんがいた。早起き。
朝起きてすぐ喧嘩しかけた。怖い。
卵焼きが甘くなくなるのは勘弁。
別に特別甘いの大好き!という訳でも
無いが、苦いよりは好きって感じ。
なんとか謝って甘いのにしてもらうけど
時間も時間なので自分の部屋に戻って
早めに制服に着替えて朝ごはんを食べて
家を出る。
「 いってきまーす! 」
「 A今日早いな 」
「 あ、おとーさん!おはよ!じゃあね! 」
「 じゃあねって…、、 」
ごめん。悪気はない。許してくれ。
心の中で謝って今日は雨だったので傘を
さしてバス通学なのでバス停まで行く。
幸い私の住んでいる所はバスの本数が
多いのですぐに乗れた。一番奥の隅っこ。
落ち着くから此処が好き。私がいつも
降りているのは梟谷学園前という停留所で
そこまでは道自体短いものの5個も停留所が
ある為、20分ほどはバスの中にいる。
携帯を触りつつ、雨の外を窓から眺めながら
学校までの時間を消費するいつもの通学路。
になれば良かったんだけども。
「 あれっ!青ちゃん!!!!!!」
そうもいかないみたいです。
○
72人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫だと被る。じゃあどうしろと!?(プロフ) - 赤葦を書いてくれるとか神ですか?そうなんですね!?ほんと、顔がずっとにやけてます。ありがとうございました (2020年8月29日 6時) (レス) id: 96098a2a12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にゃぴ | 作成日時:2020年5月9日 23時