オオカミくんは危険です！((JUMP))

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Kei_








よく顔を見ると、とても可愛い顔立ちだった。


大きな瞳、ぷるっとした唇。


長いまつげに真っ白な肌。


少し赤く染まった頬。派手じゃない、清楚な服。


まるでお人形さんのよう。









その上噛んじゃうとか笑


計算だったら怖いけど。








こんな可愛い子にファンになってもらえると嬉しいけど、


正直迷惑。


家にまで来なくてもね〜って思う。


だから俺は、偽りの笑顔で…









慧「あ、ファンの子だったら俺たちのこと知ってるか？

ごめんね〜、その荷物的に一緒に暮らすつもりかもしれないけど、もう部屋ないから帰ってもらえるかな？」









と言った。


でもカナと名乗る女の子は、ｷｮﾄﾝとしていて俺の言っている意味がわかってない様子だった。









慧「えっとー、俺たちのファンだから家に来たんだよね？」


あ「…いえ、違いますけど」


雄也「はあ！？じゃあこの荷物…」


あ「今日からここに住ませて頂くことになった…のですが」









え、聞いてないよ俺ら。どーゆーこと。


この子の顔を見ると、どうやら嘘じゃない様子。









慧「待って…とりあえずあがる？」


雄也「え、…嘘だったらどーすんだよ…」


慧「この子は嘘ついてないよ、ね？」


雄也「…わかった」









どうぞ。









俺は彼女を家にあげた。


それにしても…本当に可愛い。


歩き方も、ﾋﾖｺみたい。笑









こんなに可愛いって思うなんて、ほんと俺…どーしたんだろ？

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