軋む扉と心音 ページ7
(いない、かぁ…)
分かってはいた。のに、少しだったはずの期待が着く時には大きく膨らんでいた。
その分、ショックは大きかった。
体育館前は風がよく通る場所だった。
春らしい暖かい風が私の頬を撫でる。
『しょうがないか。帰ろう』と呟き
私は体の向きを変える。
と、私の耳は微かな音を捉えた。
キュ、キュとシューズが掠れる音。
沢山のボールが床に叩きつけられる音。
『部活…？』
その音に吸い寄せられるように1歩、1歩と体育館に近づく。
____もしかしたら。
また期待を抱いてしまう。
こうやって希望をすぐに持つところが私の嫌いな性格の1つだったりする。
音がどんどん近づく。
私の心音も徐々に大きく速くなる。口から色々飛び出そう。
音が出ないようにそっと扉に手をかけた。
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さく。(プロフ) - 千春さん» 最初の方にも記載してある通りこの作品はパラレルワールド的なものなので初期の頃にいなかったキャラも最初から存在しています！ (2022年2月20日 16時) (
レス) id: f74e653649 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 入学の時って旭さんいないんじゃないでしたっけ (2022年2月20日 16時) (レス) @page13 id: b4c1430361 (このIDを非表示/違反報告)
さく。(プロフ) - 夏雨さん» ありがとうございます…！亀更新ですが何卒よろしくお願いします…！ (2021年5月15日 12時) (レス) id: beaf68d78a (このIDを非表示/違反報告)
夏雨(プロフ) - 菅原さんとの絡み方大好きです！更新頑張ってください！ (2021年5月14日 9時) (レス) id: 1f12b442c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく。 | 作成日時：2020年9月1日 23時
