何となく嫌だったから ページ48
「や、これは俺の勝手な考えなんだけど、」と大地さんが話を続ける。
「スガは波羅野の話題になるといつもの倍頭が悪くなるっていうか…
それについ昨日だって、」
*
「なー大地ー？俺がさー波羅野のこと目隠ししたらさー、波羅野なんて言ったと思う？
1番可愛がってる菅原さんの名前じゃなくてあの音駒のハーフの名前が出てきてさぁー、スガワラまじ悲しいんだけどぉ〜！
萎える〜〜！」
「波羅野仲良くなってたもんなぁ。それで？」
「波羅野の1番は俺だろ！？なんで他の男の名前が出てくるんだよ！！浮気！？！？」
「あんまり構うと嫌われんぞ」
*
『バチバチにメンヘラやないかい』
おっと、思わずツッコミが漏れてしまった…。
これじゃあ意識してるしてない以前のおふざけメンヘラ状態、と大地さんの話から解釈できる。
スガさんの気持ちはまだわからないけど、自分の心にあった1つのモヤモヤが晴れていった気がした。
(あの時スガさんが変な顔してたのは、私がスガさんじゃなくてリエーフの名前を出したから、だったんだよね。多分絶対)
と、1人で勝手に納得する。なるほどなるほど。
でも…
『その話を聞いても、やっぱり私はただ単に反応が面白いから気に入られてるだけですよね……』
わかってた。わかってたけど、なんか複雑。
「そこをなんとかするのが波羅野の頑張り所だと思うぞ〜」と笑った大地さんが放った言葉にため息を着く。
『分かりました。スガさんを頑張って倒したいと思います！！！』
「倒しちゃダメだけど頑張って。私も応援してる」
「スガはあんなだけどやる時はやる奴だから大丈夫だと思うよ。…………多分」
『ありがとうございます頑張ります！！！』
私が殴る素振りをすると同時に、仕事を終えて来たスガさんがあくびをしながら私たちの所へ向かってきた。
「ねっみ〜…あれ、大地も旭も清水も波羅野も…揃いに揃って何やってんの？」
『…』
「…」
「…」
「…」
「…部活やんべ。お前ら並べ〜！」
「Aちゃん。これからも頑張ろうね。
私はずっと応援してるからね…！」
『し、清水せんぱい…っっ！！』
「…あ〜っ田中が轢かれた…！！
おい西谷ぁ…！ローリングサンダーはやるなってあれだけ…！！！」
「え、え、は！？何今の沈黙！？！？ねえちょっと！！スガ子のことフル無視するつもり！？
うぉぉぉぉい！！！！！」
スガさんが暴れまくる中、3年生＋私は謎の団結力を見せるのでした。
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さく。(プロフ) - 千春さん» 最初の方にも記載してある通りこの作品はパラレルワールド的なものなので初期の頃にいなかったキャラも最初から存在しています！ (2022年2月20日 16時) (
レス) id: f74e653649 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 入学の時って旭さんいないんじゃないでしたっけ (2022年2月20日 16時) (レス) @page13 id: b4c1430361 (このIDを非表示/違反報告)
さく。(プロフ) - 夏雨さん» ありがとうございます…！亀更新ですが何卒よろしくお願いします…！ (2021年5月15日 12時) (レス) id: beaf68d78a (このIDを非表示/違反報告)
夏雨(プロフ) - 菅原さんとの絡み方大好きです！更新頑張ってください！ (2021年5月14日 9時) (レス) id: 1f12b442c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく。 | 作成日時：2020年9月1日 23時
