必死 ページ37
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きっと課題のことだろう。
待っていたいが、そろそろ帰らないとアクバイトに遅刻してしまう。あとで魔インすればいいか、と席を立った時。
「待てウァプラ」
「うお、どうしたのアズくん」
アズくんに止められた。
今日はよく話すな、と思いながら向き直す。
「明日は…ちゃんと学校に来い」
「え？ それまた何で」
「明日は
「別にどうでもいいよ。バイトが終わり次第、気が向いたら行こうかな」
「なっ…何故貴様はいつもそう意識が緩いのだ！」
「な、なんでアズくんが必死なの」
困った、と眉を寄せる。
確かに悪魔は位階が全て。それは重々承知している。
しかし、私はもう既に
だから、一年生のうちにこれ以上頑張る必要はない。
私は今のままで充分。だからこそ、向上心の高いアズくんは、私が気に入らないのだろう。
「アズくんには関係ないでしょ」
「関係あるから言っているのだろう」
「あるの？ どこが」
「…頼まれたのだ！ カルエゴ郷に、ウァプラの出席率を上げろと」
思わず納得してしまった。
遅刻に早退、加えて無断欠席の繰り返し。
全てバイトが理由なのだが、カルエゴ先生には未だしっかりと説明していない。
アクバイトをする生徒など珍しくはないが、学校を休んでまでバイトをする者はいない。
理由を聞かれるのは抵抗があるから適当に濁していたが、そろそろまずいかもしれないな。
「確かに出席日数やばいかもだけど、それ破ったら、アズくんに罰でも下んの？」
「いや、それは恐らくないと思うが…」
「ふーん、じゃあいいよね。バイトあるから、またね」
「また貴様は…！ いいか、明日は必ず来るのだぞ！」
「へーい」
面倒事になったな、と呟き校内を出る。
私が断っても、アズくんへの罰は無い。なんて言っておきながらあの必死な態度。やっぱり何かあるのかもしれない。
入間くん接近禁止命令とか、そんなんが下るのかも。
じゃないとあんな必死にはならない。きっとそんなことになったら、アズくんは私を一生恨むだろう。
それは怖いから嫌だな。
しかし、これといって入りたい
どうしようかな、と頭を悩ませながら店に入った時。
「あれぇ、Aちゃんやん」
チェリー先輩がいた。
髪が緑色で、瞳が赤色。色がさくらんぼみたいなので、勝手にチェリー先輩と呼んでいる。
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ペグ(プロフ) - あまねさん» あまねさん、コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう、精進します！·͜· ꕤ︎︎ (5月10日 16時) (
レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好きですぅぅ (5月9日 9時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ペグ(プロフ) - めぇちゃりおる.⁠｡⁠*⁠♡さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！多忙期により更新が不安定ですが、暖かい目で見守ってください₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡ (2月15日 15時) (レス) id: a660ffe1a2 (このIDを非表示/違反報告)
めぇちゃりおる.｡*♡ - この作品読んだ瞬間お気に入りになりました！！更新も楽しみにしてます！ (2月15日 14時) (レス) @page26 id: 094e17a662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペグ | 作成日時：2024年1月30日 22時
