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ジャン｢A、もう出るけど大丈夫か？｣
皆、ガスを補充し終わり壁の上へと脱出を試みる直前にジャンは私の顔を覗き込んだ。
A『うん、大丈夫。』
涙は止まったものの未だに鼻水が出る鼻を強く擦って私は返答する。
泣いていたのは私だけで、他の皆は各々思っていることが有るのだろうけど、それを表に出さず暗い顔一つ見せず凛とした表情をしていた。
A『ねぇ、ジャン。私、私もう泣かないから！！』
数歩先を歩き出したジャンの背に向かって叫ぶ。
もう、不甲斐ない姿は見せたくない。
皆と同じく、兵士でありたい。
ジャン｢…面白い冗談だな。｣
大きな声に振り返り、ハッと鼻で笑うジャン。
A『冗談じゃないもん。』
ジャン｢じゃあ、何で今泣いてるんだよ。｣
ジャンに指摘されて気づく。
何故か頬を伝う水に。
A『っ、これは、最後の涙。私もう兵士になるんだから。』
ジャン｢そうかよ。｣
A『そうよ。だから、今度は私が肩貸したげるからね。｣
ズズッと鼻をすすり、ジャンの肩を小突く。
ジャン｢そういう台詞は鼻水だらけの顔で言うもんじゃないだろ。｣
私に相反してジャンは胸ポケットからハンカチを出すと私の顔を拭く。
A『っむ、う……マシになった？』
ジャン｢幾らかな。｣
ぶっきらぼうに言ったジャンは私の頭を小突いて外へ向かった。
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ラーメン(プロフ) - ああさん» はじめまして、ありがとうございます。是非是非また見に来てください (11月11日 0時) (
レス) id: dbc4e4b5dc (このIDを非表示/違反報告)
ああ - こんにちは！はじめまして！この作品とっても面白いですね！このあとの展開が気になります！ (11月9日 14時) (レス) @page40 id: 26843e8005 (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - ありがとうございます！初コメ嬉しいです！学校のパソコンに感謝ですね。また見に来てくれてありがとうございます！ (2021年5月1日 11時) (レス) id: dbc4e4b5dc (このIDを非表示/違反報告)
MATSUNO NANA(プロフ) - 初コメ失礼します！実は学校のパソコンで見かけて気になったのでまた見に来ました！更新頑張って下さい！！！ (2021年4月30日 23時) (レス) id: 288501894e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーメン | 作成日時：2021年3月19日 21時
