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欲の種類は一つじゃない。

悪魔は色んな欲を持ち、今私の中で湧き立つ承認欲求。

A「そこまで仰るなら」

私は湧き立つ欲に忠実に音を奏でる。

その日、バビルスには悲痛な一年生の叫びと軽やかな音楽が鳴り響いたという。
__
イルマ「師団パーティー?」

入団先の師団が決まり、団欒の場でイルマさまは首を傾げた。

A「師団による発表会、もとい新入団員のお披露目会ですね、模様し物や出店で毎年賑やかになるんです」

オペ「そして何より、師団パーティーは一年生の親が見学に来ます。入学した子の様子を見るのに丁度いい機会ですから」

イルマ「へぇー…それは…」

私たちの説明に納得したように頷いたイルマさまは、兄さんの横に大量に積まれてある撮影器具を見て言葉を詰まらせる。

オペ「理事長が今から準備すると聞かなくて、この子がソロパートを任されたと聞いてから尚更張り切っていましたし」

兄さんは私に視線を向けながら話す。

確かに師団パーティーの演奏会でソロパートを任されたことは事実だ。

しかし、まぁサリバンさまは以前、ソロを任されていなかったコンクールでも同じテンションだったので流石にそろそろ慣れてきた。

A「イルマさまもそのうち慣れますよ」

大きな機材を見てソワソワするイルマさまに私は大丈夫、と言葉を送った。

イルマ「…で、おじいちゃんは?」

若干諦めも交えた表情でイルマさまは気を取りなおすように問いかけてくる。

オペ「先ほどお出かけに。本日は重要な定例会議へ」

イルマ「定例会議?」

イルマさまは聞き慣れない単語に首を傾げる。

A「魔界の英傑たちによる13冠の集い(サーティーン・ディナー)です、13冠のうちサリバンさまは三傑とも呼ばれる意外と凄いお方なのですよ」

あの印象からは考えられないでしょう?と私は少し声を顰めて言う。

オペ「意外とは余計です」

ゴスッと私の頭から鈍い音がなった。

____
同刻、魔界塔(バベル)666階で熾烈な戦いが始まろうとしていた。

ベリ「今日こそは決着をつけよう」

レディ「無論、そのつもりですわ」

バンッと卓に叩きつけられる写真の数々。

ベリ「うちの孫が一番かわいい‼︎」

レヴィ「いいえ、優秀な孫こそ誉れ。うちの孫こそ至高です‼︎」

ベリ「頭が良くても性格捻くれとるじゃろ?お前のところは」

レディ「貴方に性格のことを言われたくは無いわ‼︎」

ベリ「よし、今日も審判してくれサッちゃん」

その言葉にサリバンは含みのある笑顔を浮かべた。

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テト(プロフ) - ヴァイオリン弾いてる夢主ちゃん、、、私直視したら失明するかもな、、、 (1月2日 1時) (レス) @page35 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラーメン x他1人 | 作成日時:2023年12月6日 0時

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