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◯月×日 晴れ
いつもよりも大分早い時間に目を覚まし、特にやる事もなかった為朝イチでトレーニングルームへ向かう。
廊下を歩いていると間違いなくトルバドゥールの住民が増えていることに気がついたが、気にしないふりをして足を早める。
普段ならば先にトレーニングルームに居るのは仏頂面のジョーカーな訳だが今日は見当たらない。
何故ならば今日の私の起床時間が普段と比べて特段早い午前4時だった為に。
トレーニングルームの中でさえ新たな住民の気配を感じる。
新入りの頭を撫でてやりたい気持ちを堪えて軽く柔軟をした後にランニングマシーンを用いて心拍数を上げ、準備運動を済ませた後、最近最近サボり気味だった上半身を主に虐める。
ベンチプレスをする際に最高記録の95キログラムを上回る100キログラムに挑戦しようと思ったものの、潰れてしまう事を勘案すると補助のジョーカーが起きてくるまではお預けという結論に至った。
細かい休憩を挟みつつ2時間程トレーニングを続けたものの、ジョーカーが現れる気配がまるで無いのでシャワーを浴びて、朝食の為にキャビンへ向かう。
その途中で足に擦り寄ってきたあたらしい住民’‘猫’‘を抱き上げる。
さっきまではトレーニングに集中する為に邪魔になると思って触れないようにしていたがもう良いだろう。
A「おはよう、RD。昨日よりも船内が随分騒がしいね」
扉を開けて先ずRDに挨拶をする。
RD『おはようございます。犯人はそこで寝ていますよ』
RDは機械なのに何処か疲れた声音で言った。
RDが機械の手で差した先を覗くとソファに寝転がるクイーンが居た。
A「珍しい、早起きしてる。」
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作者名：ラーメン | 作成日時：2023年7月22日 1時
