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あり得ないほど大きい音を立てる心臓。
ここまで大きく鳴るのは初めて。
告白するのも初めて。
何を言ったらいいかわからない。
どこを見たらいいのかもわからない。
でもたくさん伝えたい気持ちはあるんだよ。
「私、テヒョンの気持ちを知ってて遠ざけてた」
TH「……うん、」
テヒョンは笑顔を見せてくれた。
でもその笑みは気まずそうで、どこか辛そうだった。
改めて自分のしたことがひどいことかを知った。
「あの時は意地になってた
ずっと弟だと思ってきたしそう言ってたから」
TH「…うん」
「でもそういう考えとか、価値観とかを壊してくれたのはテヒョンなの」
伝わるかな。
私がどれだけテヒョンに助けられて、支えられたか。
私にとってどれだけテヒョンが大きな存在なのか。
「…私、ジミンのお姉ちゃんでよかった
だってテヒョンに会えたから」
あぁ、言ってしまった。
襲ってくるのは恥ずかしさと恐怖。
今どんな顔してる？
今どんなことを思ってくれてる？
TH「僕もそう思う
親友のお姉さんがAヌナでよかったって」
テヒョンは泣いているような笑顔を浮かべていた。
きっと私も同じような顔してる。
テヒョンはぎゅっと抱き締めてくれた。
私より高い背を持つ彼に抱き締められると温かくて優しくて、ひどく安心した。
「テヒョン、私の彼氏になってほしい」
TH「うん、ヌナの彼氏になる
だからヌナは僕のお嫁さんになって」
「うん…………嫁、？」
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シオン(プロフ) - ゆぅりさん» ゆぅりさん、コメントありがとうございます！周りの環境とか感情をとても意識して書いていたのでそういっていただけて嬉しいです！ありがとうございました！ (2021年12月31日 13時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅり(プロフ) - 完結(?)おめでとうございます！すごく面白くて、一気に読んでしまいました。ソユンちゃんの気持ちが切なくて、彼女にとっていい形になって良かったです…！テテと夢主だけじゃなくて、周りの気持ちとか過去とかがすごく深く魅力的で作者様天才か？と思いました！ (2021年12月31日 12時) (レス) @page40 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオン | 作成日時：2021年12月30日 1時
