兄の想い ページ16
THside.
クランクアップしたソユンちゃんが現場に押し掛けてきたその日の夜。
僕はある人と話がしたくてその人の部屋に訪れていた。
僕がノックをすればコンコンと高い音を立てたドア。
二人きりでこっそりと話したかったんだけど、その少し大きかった音を聞き付けたのか、ジミンがリビングから出てきた。
それとほぼ同時にドアからぴょこっと顔を出した部屋主。
JM「なにー？2人で密会？
やーらーしっ、僕も混ぜてよ」
TH「ダメー！
今日は僕がホソギヒョンを一人占めするんだから！」
HS「何でもいいけど僕はもう寝るから早くしてよテヒョン
僕だけ明日早いんだから」
そういえば、ホソギヒョンだけ6時からなんだっけ。
可哀想に。
でも僕はどうしても聞きたいことがあるから。
今まで聞くことの出来なかったことを今日はホソギヒョンの口から聞くんだ。
ジミナを部屋から追い払えば二人っきり。
自分から乗り込んで来てなんだけど、気まずい。
こんな風にホソギヒョンと気まずくなってしまうのは初めてで戸惑う。
HS「いきなり2人で話なんてどうしたの？」
TH「、その……」
何から言えばいいかわからない。
あぁ、考えてから来たらよかった。
僕のパボ。
HS「はは、テヒョンは本当に分かりやすいね」
そう笑ったホソギヒョンの表情はよくわからなかった。
悲しそうな、寂しそうな、でも面白おかしいような。
言ってしまえばたくさんの感情に溢れていた。
HS「じゃあテヒョンが話しやすいような雰囲気を作ろうか」
TH「雰囲気……？」
HS「ただの昔話だよ」
そう言ってまた笑ったホソギヒョン。
またそうやって複雑な顔して。
何でそんなに辛そうなの。
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シオン(プロフ) - ゆぅりさん» ゆぅりさん、コメントありがとうございます！周りの環境とか感情をとても意識して書いていたのでそういっていただけて嬉しいです！ありがとうございました！ (2021年12月31日 13時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅり(プロフ) - 完結(?)おめでとうございます！すごく面白くて、一気に読んでしまいました。ソユンちゃんの気持ちが切なくて、彼女にとっていい形になって良かったです…！テテと夢主だけじゃなくて、周りの気持ちとか過去とかがすごく深く魅力的で作者様天才か？と思いました！ (2021年12月31日 12時) (レス) @page40 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオン | 作成日時：2021年12月30日 1時
