嫌な感じ ページ14
私のクランクアップの前日。
すでにクランクアップを終えていたソユンちゃんが現場に遊びに来た。
この日がクランクアップのウヌに花を渡しに来たようだった。
2人は親しげにコソコソと何かを話してたかと思えば、お互い嫌な顔をしながら挨拶をしていた。
SY「Aさん」
「ん？どうした？」
SY「テテオッパとお話がしたいんです
二人きりにしていただけませんか」
この時、私はテヒョンといたわけではない。
テヒョンは私から離れたところでこちらの様子をチャウヌとうかがっていた。
わざわざそれを私に聞く意味。
わからないなんて言うつもりはない。
きっとこの子なりの宣戦布告なんだと解釈しとく。
「……もちろん
ただ、距離感には気をつけてね」
SY「わかってます」
あの報道の日から、ソユンちゃんは私をオンニとは呼ばなくなった。
少し嫌悪感を抱いていたその呼び方だったけど、呼ばれなくなれば彼女のことが気になった。
それに態度が変わったように思う。
言ってしまえばぶりっ子のような彼女だったが最近は少し落ち着いてきていた。
スタッフがこぞって色気が出たと言っていたけど、
ウヌだけは殺気が出てると顔をしかめていた。
ソユンちゃんがテヒョンに声をかけると、2人はスタジオの外に出ていった。
2人とも表情が険しくて少し心配になる。
CE「…気になりますか？」
どこかデジャブを感じるウヌの質問に顔を見合せて笑った。
「ううん、気にしてない」
CE「とか言ってますけどひどい顔してますよ」
「どんな顔？」
CE「好きすぎて苦しいって顔」
「ふふ、大正解」
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シオン(プロフ) - ゆぅりさん» ゆぅりさん、コメントありがとうございます！周りの環境とか感情をとても意識して書いていたのでそういっていただけて嬉しいです！ありがとうございました！ (2021年12月31日 13時) (
レス) id: 4696da32c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅり(プロフ) - 完結(?)おめでとうございます！すごく面白くて、一気に読んでしまいました。ソユンちゃんの気持ちが切なくて、彼女にとっていい形になって良かったです…！テテと夢主だけじゃなくて、周りの気持ちとか過去とかがすごく深く魅力的で作者様天才か？と思いました！ (2021年12月31日 12時) (レス) @page40 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオン | 作成日時：2021年12月30日 1時
