私の想い人。2

私の大好きなお兄ちゃん29 ページ24

家を飛び出してしまった…………
持ってるのはケータイだけ、
涙が溢れてくる

(人1)｢こうするしか………こうするしかなかったの、
私も○太兄が好き………大好きだよｯ!!!｣

嗚咽混じりの私の声、
溢れ出てくる大粒の涙をぬぐいきれなくて顔はグシャグシャ、

(人1)｢だって…………○太兄は私が大ッ嫌いって言わなきゃ、私のこと突き放してくれないでしょ………
兄妹じゃなかったらよかったのにｯｯ!!!｣

夜だから人通りはすくない、
道の真ん中に膝から崩れ落ちた

(人1)｢やだよぉ………ｯ!!!○太兄ｯｯ!!!嫌いなわけないのに…………離れたくないｯｯ!!!○太兄…ｯ!!!○太兄ｯ!!!｣

呼んでも来るはずがない人を呼び続けるのはとても心が痛い………

(人1)｢離れたくないよぉ………｣

発されては消えてゆく私の小さな言葉は誰の耳にも届かなくて、いつもは○太兄が｢どうしたの？｣｢元気だして！｣って言ってくれるからもっと心細くなる、

すると

ピコん

結愛どう?帰ってからお兄ちゃんと話し合えた?

結愛……………
電話してみようそう思い電話をかける

結愛『はい、』


(人1)｢結愛………｣


結愛『(人1)ｯ！？どうしたの？？』


(人1)｢お兄ちゃんに思ってもないこと言っちゃった………
お兄ちゃんを傷つけちゃった…………ｯ!!!｣


結愛『今、外にいるの？』


(人1)｢うん、｣


結愛『今日はうちに泊まりにおいでよ！』


(人1)｢…………いいの、？｣


結愛『うん、待ってるからね！』

そう言うと電話が切れた
結愛は一人暮らしで近くに住んでいる、
歩いて10分ぐらい、

(人1)｢結愛……ありがとう。｣

そうつぶやき歩き出した
...................................

ピンポーン

結愛｢はーい、あ、やっと来たか！入って入って！｣


(人1)｢うん、｣


結愛｢まぁテキトーに座りなよってケータイひとつ持って飛び出したの！？｣


(人1)｢うんそのまま、｣


結愛｢そーなんだ、｣

そのまま無言で時間が過ぎてゆく

結愛｢ごめんねー、1人で酒とおつまみ広げてたわ笑｣


(人1)｢さすがだね、笑｣


結愛｢さすがってなんだよ！笑｣

すると

ピコん

ままママとパパ明日の夜まで帰れなくなっちゃった!テキトーに2人でご飯食べてて!

ってことは、○太兄今1人！？結構あれから時間たってるし、
心配………
1人なんて絶対泣いてる………喧嘩した後だし

(人1)｢ごめん結愛！私、帰る！！！｣


結愛｢え！？ちょ、！？｣

早く帰らなきゃｯ!!!

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