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Aside
渚「もー！地味子じゃなくなってるー！可愛い可愛い！！」
「な、渚ちゃん…」
渚「うわ！ちゃん呼びじゃん！進歩してるー！」
私を子犬のようにわしゃわしゃ撫でる渚ちゃん。
「ごめんね…あの時は……あんな酷いことして……私…」
渚「なにー？まだ気にしてんのー？地味子のままだね〜？うじうじしないでよ〜、気にしてないし！」
「ありがとう…」
渚ちゃんは私の首元をじっと見つめた。
渚「なにそれ」
アザの事だと思い必死に隠した。
「あ、ちょっとぶつけちゃって…」
渚「腕も？」
「あ、そう…同じ時にね…」
渚「それならいいけど……職場とかでなんかされたら言いなよ？」
優しくてかっこいい渚ちゃんは昔のままだった。
そんな渚ちゃんを見てたら涙が溢れてきた。
渚「どーしたどーしたー？」
優しく抱きしめて背中を摩ってくれた渚ちゃん
「泣き虫…私……」
私がそう言うと頭を撫でてくれた。
渚「泣き虫なんかじゃないよ、辛いことあったんでしょ？話してみ？」
それから旦那のこともまさとのことも玄くんたちのことも話した。
渚「なにその旦那、ありえない」
「離婚したいけどそんなこと言ったら私、本当に殺されちゃう。」
情けない自分になんか笑えてきてしまった。
渚「強いよ。Aは。それを耐えて耐えて、いまも頑張って生きてるじゃん。強いよ、私なんかよりずっと。」
渚ちゃんの優しい言葉にもっと涙が止まらなくなった。
渚「まあ〜、私も玄達と連絡一切とってないしな〜…ん〜、とりあえず、なにその職場のまさとってやつ？ぶっ飛ばしに行くか！」
「え！？」
渚ちゃんは笑顔で私の腕をつかんでまさと達がいるであろうお店へと乗り込んだ。
大将「お！Aちゃーん！久しぶりだねぇ、そのべっぴんさんは？？」
「あ、あの、高校時代の友達で…まさとって今日来てる…？」
大将「ちょーどさっき、Sugiさんつれて出てったとこだよ〜」
渚「おじちゃん！ありがとう！」
渚ちゃんはそう言って店をすぐに出た。
店を出て反対側見ると分かりやすく金髪が目立ったまさとの後ろ姿があった。
渚「まさとぉぉぉおおお！！！」
まさとは驚いた表情で私たちを見た。
渚「そこで待ってろよー！！！！」
渚ちゃんはそう言って私を連れてまさとの方へと向かった。
masato「誰」
渚「Aの親友だけど！？」
masato「あー、んで？」
ピリピリした空間が怖い。
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聡 - セイヤさんすこ (2021年3月7日 21時) (
レス) id: 3b6429b52f (このIDを非表示/違反報告)
ばな - もうほんとに素晴らしかったです...！！！何回でも読み直したいって思っちゃいました！！！ (2020年9月6日 13時) (レス) id: dab9b2b7ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2020年2月20日 1時
