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猪狩side
佐渡「A、くるんかなー？こーへんかなー？」
「はぁー？」
佐渡が俺の顔を見ながらそう言った。
佐渡「恋する猪狩、かわうぃぃ〜！」
そんなこと言って俺を茶化す
YUJI「猪狩さん、恋してんすか！？」
ほかのメンバーみんなそう言って近づいてきた。
Aのことについて全部話した。
佐渡「ヤ ったん？正直もうヤ ったん？」
そんなこと言っている佐渡の肩を思いっきり殴る。
佐渡「いってえ！ヤ ってへんの〜？がちやん猪狩〜」
そう笑った佐渡
かなす「あれ？Aってcoldra…」
そう言いかけたかなすの口を押えた。
佐渡「なになに！さいごまでゆって！」
「ぜっっったいあかん」
そういうとかなすはニヤッと笑って口に人差し指を当てた。
ケン「めっちゃ気になる」
「あ！時間や！」
俺は控え室からでてステージに向かった。
佐渡「来てるとええな〜」
「なにがやねん」
佐渡「彼女」
「あ〜、そうやな、でもまあ来とっても来とらんでもやることは一緒」
そういうと佐渡は笑ってステージに飛び出して行った。
ほかのメンバーもみんな行った。
深呼吸をして覚悟を決めてステージに飛びだす。
たくさんの歓声に包まれる。
ギターをもって観客の方を見る。
すぐにわかった。
渚と二人で立っている二人をすぐに見つけた。
そして淡々と曲をやりこなした。
「こんにちわー、HEY-SMITHでーす」
もうあの曲かと思うとなんかドキドキしてしまう。
Aのために作った曲をAの目の前で披露するなんてなんか恥ずかしい。
佐渡「猪狩？」
佐渡に呼ばれてハッとする。
「次の曲はですねー、んーなんてゆーんやろ」
好きな人に送るとか言えへん
恥ずかしい。
佐渡「猪狩が長年片思いしてる女の子に送りまーす！」
佐渡がそういうと会場が歓声を上げた。
「おい、佐渡…！」
佐渡「今日来てくれるかな？って不安そうにしてて可愛かったで猪狩」
ニコニコしながら頷くメンバー。
Aの方を見ると目をきらきらさせてこっちを見ていた。
「The First Love Song」
この曲はAへの気持ちを真っ直ぐすぎるくらいに書いた曲。
俺の扱い方を知ってるAが夢に向かって頑張っているAが時につまずいて泣いているAが泣き疲れてぐっすり眠ってるAが真っ直ぐ目を見つめて話してくるAがアホなことで笑ってるAが
本当に好き
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聡 - セイヤさんすこ (2021年3月7日 21時) (
レス) id: 3b6429b52f (このIDを非表示/違反報告)
ばな - もうほんとに素晴らしかったです...！！！何回でも読み直したいって思っちゃいました！！！ (2020年9月6日 13時) (レス) id: dab9b2b7ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2020年2月20日 1時
