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健太side
日本に帰ってきた彼女はなんだか疲れた顔をしていて助けてあげようと思った。
Aちゃんとの約束の日の前日。
フェスに出演した。
GEN「ねえ？」
「ん？」
俺ら4人とやまたく、猪狩さんで集まった。
GEN「Aのために曲作ってるんだけど」
玄は真剣な顔でそう言った。
GEN「俺、今度のフェスにA招待してそれ歌う……みんな…一緒にやらない？」
玄がお願いしてくることなんて珍しくてそれと同時にAちゃんへの本気度が感じられた。
八木「作詞作曲なんて俺…できるかな、やらせてくれるかな〜」
セイヤ「乗った！」
山中「乗った」
猪狩「やるで！」
八木「頑張ってみる！」
全員見事に参加。
GEN「健太は？」
「…うん、やるよ」
それからAちゃんのことを考えていたらすぐ時間が過ぎてもう約束の日、
約束の時間になって駅でAちゃんの姿を待つ。
笑顔で走ってきたAちゃんの姿に心が弾む。
A「ごめんね、待たせちゃって」
顔が赤くなったAちゃん
「ううん、俺も今来たとこだったよ」
そう言ってAちゃんの手を握った。
目が3秒くらいあってAちゃんが恥ずかしそうに微笑んだ。
「行こっか」
A「うん！」
俺たちふたりはもうすっかり暗い夜の街へと向かった。
行きつけのバーについて腰をかける。
コートを脱いで髪を触るAちゃん
A「オシャレなところだね、さすが健太くん」
さ…さすが？
それはさすが女慣れしてる！ってこと？
さすがって……？？
頭がそんなことでいっぱいになっていた。
そんなときAちゃんの携帯がなった。
携帯の画面をみて少し嫌そうな顔をしたAちゃん
電話に出ると申し訳なさそうにバーからも出ていった。
すぐ戻ってきてため息をついたAちゃん
「どうしたの？仕事、？」
A「あーうん…今から来れないかって……」
「送ってくよ！」
A「ううん、今日は健太くんとの約束だったし…」
Aちゃんは寂しそうな顔をしてそう言った。
俺はAちゃんの頬を両側から手で挟んだ。
「また約束したらいいでしょ？」
Aちゃんは泣きそうな顔をしてコクリと頷いた。
そしてAちゃんをまた待ち合わせ場所だった駅に送った。
A「ごめんね、健太くん…」
俺は横に首を振った。
「またね」
A「また……」
そう言ってAちゃんはその場にふわりと倒れた
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聡 - セイヤさんすこ (2021年3月7日 21時) (
レス) id: 3b6429b52f (このIDを非表示/違反報告)
ばな - もうほんとに素晴らしかったです...！！！何回でも読み直したいって思っちゃいました！！！ (2020年9月6日 13時) (レス) id: dab9b2b7ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2020年2月20日 1時
