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八木side
「いってぇ……」
頭が痛くて目を覚ますと知らないベッドに男の後ろ姿。
「え！？」
顔を覗くと健太だった。
びっくりしたぁ……
俺……そうなったのかと…
でもここ健太ん家？
寝室を物色しているとクローゼットには女物の服があった。
え？誰の家……？
恐る恐る寝室から出てリビングに出た。
いい匂いがするリビング。
誰かが料理している。
A「あ、八木くんおはよう」
エプロン姿で微笑むAちゃん
Aちゃんの家！？
「あ、な、なんかごめん…昨日……」
A「ううん！全然！あ、健太くんおはよう。2人ともご飯できてるよ」
大きなリビングにある大きな椅子に座った。
家庭的な朝ごはん。
「いただきます…」
健太「いただきます！」
めちゃっくっちゃ美味しかった。
A「二日酔い大丈夫？」
健太「あ、うん、俺は大丈夫」
A「そっかそっか！よかった、沢山飲んだんだね2人とも」
そう言って笑ったAちゃん
「あのさ……俺……昨日のこと全く覚えてないんだけど…」
健太「よくあんな泥酔で風呂入れたね？」
健太が笑ってコーヒーを飲んだ。
A「八木くんお風呂も入れてあげるのも大変だったんだよ？」
健太がむせた。
健太「お、お風呂！？」
「い、入れてくれた！？」
キョトンとした顔で頷いてそのあと恥ずかしそうに顔を赤くしたAちゃん
A「だ、だって……八木くんが入れてってゆうから……」
「お、俺が…！？」
確かに……服装も着替えさせられてて髪もいい匂いがする。
おれ……Aちゃんに……！？
「え、じ、じゃあ…俺の裸……」
やましい気持ちもなにもなく出てしまった言葉にAちゃんはビクッと反応して顔が真っ赤になった。
A「そ、そんな！！ちょ、ちょっとやめてよ！！」
Aちゃんはそう言って顔を手でおおった。
健太「じゃあ俺が寝てたあの時お風呂はいってたのって……」
A「八木くん……」
俺も一気に恥ずかしくなって体中に変な汗をかいた。
___ピーンポーン！
A「あれ？誰だろ…」
すぐに玄関に走っていったAちゃん
健太「ねえ……八木ちゃん…」
「やばい。俺、Aちゃんにお風呂入れてもらったなんて……しかもなにも覚えてない…変なことしてないかな？ねえ変なことしてないかな！？」
健太の腕をつかんでグラグラと揺らした。
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聡 - セイヤさんすこ (2021年3月7日 21時) (
レス) id: 3b6429b52f (このIDを非表示/違反報告)
ばな - もうほんとに素晴らしかったです...！！！何回でも読み直したいって思っちゃいました！！！ (2020年9月6日 13時) (レス) id: dab9b2b7ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み | 作成日時：2020年2月20日 1時
